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情報は「見せ方」で決まる
どんなホームページを目指すべきかということは、要は同じ人が何度も見に来てくれるようなページ作りを目指すべきだということなのですが、そのためには「情報の見せ方」がとても大切なのです。
情報の見せ方という切り口で言うと、よいホームページは大きく二種類に大別されます。一つは「見たいと思わせてから見させるホームページ」、そしてもう一つは「もっと見たくなって見させるホームページ」です。ちなみに、私の会社のホームページは「見たいと思わせてから見させるホームページ」なのですが、これは私のビジネスモデルにおけるターゲットが狭いからなのです。
ターゲットに合わせた情報の出し方
コンサルタントという仕事は、いわゆる物販業とは違い、抱えられるお客さまの数に限界があります。だから、書籍や講演会、メルマガやブログなどでできるだけ多くの情報を「先出し」して、私のことをよく理解していただいてから、本当に私を必要としてくださる方に、じっくり掘り下げていただけるような、ホームページの作り方をしています。
こうしたホームページの場合、大切なのは「情報の質」です。多少ユーザビリティ(操作性)が悪くても、情報の質さえ高ければ、見たいと思った人は、どんどん自分で掘り下げていってくれます。しかし、こういうホームページとは真逆の、広告をクリックして、大勢の人が見に来るような集客目的のページは、ユーザビリティのよさが完璧に勝敗を分けます。つまり、お客さんがクリックした時点では、まだ「なんとなく興味がある」程度ですから、「もっと見たくなって見させる」ような作り方をしていないと、たった数秒の滞在で出て行かれる可能性大です。
優秀なホームページは営業担当者に勝る!?
このように、24時間誰に対しても同じクオリティーで情報提供ができるホームページというツールの機能や役割を経営者が十分に理解し、それに対して適切な投資を行うということが、今後の経営のキーになるといっても過言ではありません。
ホームページの制作費を単なる経費と考えてしまうと、なるべく安く、しかも手間をかけないで作りたいと思ってしまいがちですが、果たしてそれでいいのでしょうか?私に言わせれば、最低でも営業社員を1人雇って、その人に3年間支払う給料分位の金額は、ホームページおよびWeb戦略に投資するべきだと思います。投資は費用対効果ですから、例えばホームページをリニューアルしたことで、資料請求の件数が5倍に増えたり、内覧会への集客数が3倍になったりしたら、実に安い投資だと思いませんか?
特に、扱っているものの金額が高い会社、例えば住宅関連などの会社は、現行の「会社案内」のようなホームページを、お客さまの望む情報が満載でユーザビリティの高いページに変えただけで、経営そのものが変わる可能性もあります。だとしたら、優秀な制作会社に依頼し、例え1000万単位の金額を投資したとしても、それで成約率が倍増し、物件が完売するのだったら、実に安い投資だと思いませんか?ホームページは作り方しだいで、ここまでのことができるのですが、それを経営者がよく理解できていないために、みんなこうした投資に二の足を踏んでいるのだと思います。あなたも、自社のホームページの在り方について、今一度見直してみてください(@^^)/~~~
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