- 目次 -
「なんちゃって制服」の殿堂に海外からも女の子が殺到!?
今、東京原宿の竹下とおりにある制服アイテム専門店「CONOMi(コノミ)」に、国内のみならず、海外からも女の子たちが続々と訪れているのをご存じでしょうか? そう、ここは「なんちゃって制服」の殿堂と呼ばれるお店なのです。最近の中学生が「制服のかわいさ」で進学する高校を選ぶのは、もはや日本の常識です。しかも、私服通学の学校の生徒たちまでもが、好んで「制服」を着たがっているらしいのです。この制服風ファッションは「なんちゃって制服」と呼ばれ、某都立高の入学式では、半数が「なんちゃって制服」を着ていた…なんて話もあるくらいです。
ところでみなさん、NHKの「東京カワイイTV」を見てますか? 私は最近「この番組を見てない経営者は失格です」とまで言って推奨している番組なんですが(笑)、この番組を見ていると、「カワイイ」は世界へ向けて発信されているメッセージであることがよくわかります。
もはや「カワイイ」は世界共通語
そういえば、先日、こんな出来事がありました。私の主宰する「高収益トップ3%倶楽部」の会員向け月刊誌「経営情報レポート」にも書いたのですが、新御茶ノ水駅で若い外国人カップルが、駅員さんに何か尋ねているんです。偶然とおりかかった私は、「サクラホテル」という言葉を耳にしたので、思わず「そこ、知ってますよ」と声を賭けてしまいました(*^_^*) そのホテル、私の会社のすぐ近くにあるのですが、駅員さんをはじめ日本人にはちっとも有名じゃないのに、外人客でいつもにぎわっている不思議なビジネスホテルなのです。
ふたりをそのホテルへ案内する道々、黙っているのもちょっと気まずいので、「どこから来たの?」なんて聞いてみると、なんとイタリアだと言います。そこからは互いにカタコトの英語で会話することになったのですが、カップルの女性が美人だったので、「キュート!」「ビューティフル!」などと言ってみてもいまいち反応が薄い・・・そこで「カワイイ!」と言ってみたら、すっごく喜んでくれたんです(*^^)v 今や「カワイイ」は世界共通語なんですね。
「カワイイ」文化は日本の少子高齢化社会を救えるか
一方、今年(2009年)の2月、外務省が海外に最新の日本文化を売り込もうと、ファッションの分野で活躍する3人を「ポップカルチャー発信使(通称カワイイ大使)」に任命しました。そのファッションの一つに選んだのがこの「なんちゃって制服」だったのです。同省によると、フランスなど欧州で開かれる日本紹介イベントには、「なんちゃって制服」を着用した現地の若者が多く訪れるのだそうです。マンガやアニメに並んで、「制服」も日本文化の一つとして、しっかり海を渡っているわけですね!(^^)!
いつも言いますが、これからの日本は少子高齢化社会になるわけです。どのマーケットであっても、普通にしていれば縮小傾向を止めることは難しいでしょう。そんな中、「外国人マーケット」に目を向けた国内企業には、明るい未来が待っているように思います。
海外には、日本のアニメやカワイイファッションに憧れて、日本を訪れたいと思っている若者がたくさんいるはずなんです。そんなマーケットに向けて、あなたの会社なら、どんな商品やサービスを提案できますか? ぜひ、楽しみながらあれこれ考えてみてください(@^^)/~~~