フリーマガジンの制作プロセス 1

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
実際にフリーマガ ジンを制作する上で必要なプロセスおよび準備物について整理してみたいと思います。

3つの制作規定を定義することから始める

 制作を始める上で、 まず最初に行うことは制作上規定を明確にすることです。広告収益を主体としさまざまな広告主を集めて、1つの編集価値を持たせていく上で、雑誌の品質管理 のベースとなる部分を設定します。
 

1 雑誌全体のページ構成表、台割を作成する

 編集コンセプトを基にどん なページ構成で表現していくかを作成します。表紙から始まり表4までの流れ、ページボリュームを設定していきます。一般的には特集ページ、常設ページ、編 集を連載ページなどをどのような順番で見せていくかを考えていきます。クリエイティブな作業ですので、読者の視点に立って伝えたい情報の優先順位と見やす さ・わかりやすさに注意した流れを設計します。
 

2 掲載規定を作成する

 実際のフリーマガジンは複数のコー ナーが1つの集合体として成り立っております。コーナーごとの掲載規定を明確にしていきます。対応業種、掲載するサービスの絞り込みを行い誌面の統一感を 図っていきます。また媒体全体の広告掲載規定とは別にコーナー別の掲載規定を設けるなど工夫をすることで編集の切り口としても機能させることが可能になり ます。
 

3 表現規定を作成する。

 文章、ビジュアルの表現の範囲を設定します。これも媒体のコンセプトや編 集ポリシーによって各社独自の規定を設けています。無料で複数の人が手にする媒体ですので、誇大表現禁止や公序良俗を守り、差別表現や各種関連諸法規に反 しないモラルある表現規定の設定が重要です。実際に原稿ごとに審査・校正スタッフが掲載規定および表現規定に沿っているかひとつ一つチェックしていく体制 が必要となります。
 

フリーマガジン特有の広告制作プロセスについて

  フリーマガジンは広告ページと編集ページに分かれます。また、それぞれに常設企画と特集企画に区分されます。編集ページや広告特集ページは一般的な有料誌 の制作プロセスと同様です。営業担当、デザイナー、編集スタッフ、進行管理スタッフ、校正・審査スタッフが連携をとりながら業務を推進していきます。
  広告の常設企画は編集テーマに合わせて、デザインのテンプレートを作成します。そのテンプレートにそれぞれの広告主の情報を編集し掲載し集合体として1つ の誌面を作成していきます。特定の業種や情報を整理し比較検討させていく広告集合型モデルの場合、デザインをシステムで自動生成していくのが主流となって います。

 デザインを自動生成するシステムを導入した場合、営業担当が取材、撮影、文書作成まで一括することも可能です。媒体によっては すべての営業担当が行うというケースが多いです。この場合1つ1つのプロセスは専門家が行っているわけではないので、品質面で課題はありますが、顧客との窓 口を一本化し顧客ニーズの把握や対応のスピード面においては非常に効果的です。1つの広告フォーマットが小さい場合などには特に有効です。
 ま た、広告フォーマットが比較的大きいものや、ページ全体での表現規定が複雑な内容の場合、企画全体と監修する編集スタッフやプロライターに取材や文章作成 を委託して制作していきます。

 1原稿7日間から10日間程度で制作。小さな原稿ひとつ一つにさまざまな知恵を凝縮。各プ ロセスをしっかりと踏むことで有益な情報を発信してきます。

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