こんにちは。仕事が取れる名刺の専門家の福田剛大です。名刺で仕事を取るためには、あなたが「何のためにこの仕事をしているのか」という事をお客様に伝えることができないと、「あなたから買いたい」ということを引き出すことはできません。
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あなたの使命を知っている人はいますか
「使命」を辞書で引くと「使者としての務め」「責任をもって果たさなければならない務め」といった意味があります。(広辞苑より)
しかし、いきなり自分の使命を聞かれても、すらすらと答えられる人は多くないと思います。しかし、使命をそのまま漢字の読みどおり「あなたの命を、どのように人生や仕事に使っていくか」(命の使い方)と言い換えてみることと、なんだか具体的にやるべきことが見えてくる気がしませんか?
競合がたくさんいる業界、どこで買っても同じ商品を扱っている方でも、これをお客様に伝えることで、あなたにしか成し得ない仕事をしていると共感されて、あなたのファンを作ることができるのです。
競合しらずの究極の差別化法
「過去に成果を出せなかった時代を経験」して、「なんらかのきっかけでその状態を克服」して、現在「結果をだしている状態」だからこそ、「お客様の困っていることを解決できる人間」だとお客様に信頼されるのです。この経験こそは唯一無二のものであり、あなたしか語ることができません。究極の差別化とは、じつは自分の使命にあるのです。
穴の開いたパンツしかはけない、情けないオレ
山梨県でWEB集客専門会社を経営する桑原浩二さん。穴の開いたパンツを買い換えるお金もないドン底時代を克服し、現在では「0円集客」というビジネス書の出版までしている桑原さんは、自分の過去を振りかえり名刺に載せることで、新規のお客様を断らずおえないほどの売れっ子になりました。最近では、人気セミナー講師としても活躍しています。
桑原さんの名刺に掲載しているメッセージ
『穴の開いたパンツしか履けない・・・どん底の経営の中、自社商品の開発・技術力の向上・販売実績を作るのに悩み苦しんできました。そんな時「社長がうちの他の担当なら付いていくよ」というお客様の言葉に支えられ、とことん結果を出せるインターネット手法に行き着きました。』
離婚を経験したからこそ、天職に出会えた
東京の石渡大史さん。石渡さんが名刺に載せたメッセージはこうです。
『2006年のことです。妻と喧嘩が絶えず、お互いの話を全く聞かない状況がほぼ毎日。当時は自分の想いを伝えているのに、それが相手に伝わらないことに対し、「相手が私のことをまったく理解してくれない」と思っていました。そして、離婚当日、妻に「私はただ話を聞いて欲しかっただけ」と最後の言葉を言われました。
この言葉を反芻し、妻がして欲しかったことは何かを振り返った時、自分が当時行っていた会話を見直しました。その後、コーチングに出会い、この離婚経験を元に「伝わる」だけを意識するとすべてうまくいく! を信念に、仕事における人間関係からのストレスや、孤独の中での意思決定、自己管理をうまく楽しめていない方のコーチを仕事にすることになりました』
これを名刺に書くことで、お客様に強烈に覚えてもらうことができました。
このように、「なんのために」を名刺に書くと仕事が取れるようになります。
<名刺リニューアルのための質問>
Q. 今までお仕事を行ってきて、苦労したことや 辛かったことはなんですか?
Q. それはどうやって克服しましたか?
Q. その経験が今のお仕事にどのように活きていますか?
どん底時代からの逆転ストーリーでファンを獲得
自分の信念を伝えることで、お客様の心を動かすことができる
以上、3回にわたって「名刺」について説明させていただきました。このコラムではエッセンスだけを書かせて頂きましたので、もっと詳細なことを知りたい方は、ぜひ私にご相談ください。名刺一つであなたのビジネスも大きくかわります。