SEO対策とは何か?
簡単に言いますと、グーグルやヤフーなどの検索サイトで検索をした時に、自サイトを上位に表示させることを言います。
実はまずここで多くの方が勘違いをしています。
自サイトを検索結果の上位に表示させる。
これは半分正解なのですが、ひとつ大切なことを忘れています。
それは「自サイトをライバルサイトより上位に表示させる」という、ライバルサイトの存在を意識していないところです。
一見なんでもないようなことですが、これは非常に重要なことです。それはSEO対策というのは常に相対的なものだからです。
つまり、ライバルサイトのSEO対策度が強力であればあるほど、自サイトを上位に表示させるのは難しくなります。 逆にライバルサイトがあまりSEO対策を施していないのであれば、自サイトを上位に表示させるのはそれほど難しくはありません。 自サイトを上位表示させるにあたり、ライバルサイトのSEO対策度を調べ、そのライバルサイトより上のSEO対策をする、ということが重要になるのです。
内部要因と外部要因
では具体的にSEO対策を施すにあたりどうすればよいのでしょうか?
詳細を説明していくと大変なので、エッセンスだけをお伝えします。
SEO対策には、大きく「内部要因」と「外部要因」と呼ばれるものがあります。
内部要因とは、そのサイトがどういったサイトかを伝えるための基本的なサイト構成に当たる部分。
そして外部要因とは、他のサイトから自サイトがどのような評価を受けているのかということです。
SEO対策を施すとは、具体的にはこの内部要因と外部要因の2つを最適化することになります。
・内部要因
内部要因とはそのサイトがどういったサイトかを伝えるための基本的なサイト構成に当たる部分と説明しました。
このことを簡単に説明いたします。
ここにAとBと2つのサイトがあります。
Aのサイトは車の写真のみが掲載されています。
Bのサイトは「車のサイトです」という文章が載っています。
人間が見ると、AのサイトもBのサイトも車のサイトだということが一目でわかりますが、コンピューターシステム上で自動的に動いている検索エンジンの場合は違います。
Bのサイトはテキストで「車のサイトです」と書かれているので、これは車に関するサイトだということがわかるのですが、写真のみのAのサイトでは何のサイトかわからないのです。
このように自サイトが何のサイトについて書いてあるのか検索エンジンに伝えるためには、画像やイラストなどを使うのではなく、きちんとテキスト(文章)で書く必要があります。 内部要因を最適化させるには、このように狙ったキーワードをきちんとテキストを使ってサイトに書き込んでいく、という作業が必要になるのです。
(1)タイトルタグ
内部要因の中で何が一番重要かと聞かれれば、私は即座に「タイトルタグ」と答えます。 それほどまでにタイトルタグは重要です。
タイトルタグとはその名のとおり、サイトのタイトル名のことです。
具体的には、htmlソースの中の、<title>○○</title>の間に入れる言葉になります。
検索エンジンが何についてのサイトかを判断するときに、まずはタイトルタグを見ます。タイトルタグに「車の情報サイト」と書いてあれば、このサイトは車に関するサイトだと判断するわけです。
ですからタイトルタグには必ず狙っているキーワードを入れておく必要があります。「中古車 販売」というキーワードで上位を狙っているのであれば、タイトルタグは「中古車の販売サイト ○○モータース」というような感じになります。間違ってもタイトルタグを「○○モータースのサイト」などとしないようにしてください。
(2)メタ要素
メタ要素というのは聞きなれない言葉かもしれません。
このメタ要素というのは、ホームページのソース内の<head>~</head>内に含まれる、metaタグで記載されるもののことです。ここに検索エンジンなどに、このホームページの内容を伝えるための説明などを入れます。これを入れると、検索エンジンがホームページの内容を理解しやすくなるので、とても重要になります。
(3)URLの正規化
URL というのは、ブラウザでホームページを見るための住所・番地のようなものです。ブラウザのアドレスバーに「http://www.example.com/」というように表示されている部分です。 このURLにはSEO的に良いされる作法が存在しますので、これも重要なSEO対策の一つになります。 詳細は私のホームページにあるこちらのページをご覧ください。
http://www.kimurajun.com/2011/02/seourl.html
(4)HTML&CSSコーディング
ホームページはHTMLというプログラムで作られています。このHTMLのルールを決めているのがW3Cという団体です。ここではそのルールについての細かい説明はしませんが、基本的にはW3Cが決めたルールに従ってホームページを作っておけば問題ありません。
ここでは多くの方が何気なしにやっている危ないHTMLコーディングの方法をご説明します。
それは隠しテキストというものです。
Googleはホームページ上に人に見えないようなテキストを記載することを禁止しています。例えば背景色と同じ色でテキストを書き、人の目には見えないが検索エンジンには認識させるような方法です。 この方法を行っていると、検索エンジンは不正を行っているとみなして、検索エンジンに表示させないというようなペナルティーを取られる危険性があります。
次回はSEO対策のもう一つの柱、外部要因について解説します。
※上で説明した(3)(4)に関してよくわからない、という方は、ホームページを制作してもらった会社に問い合わせて見てください。