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ちらしなのか?ポスターなのか?
ちらしなのか?ポスターなのか?というのは商圏の問題です。あなたのお店の商圏はどのくらいですか?商圏は徒歩20分以内というならポスティン グ、車で移動するような5km以内の商圏であれば新聞折り込みちらし、駅を利用する人が多ければ駅張りポスターや手配りちらしといった選択をしていきま す。
ちらし制作と印刷
具体的にちらしを制作する方法は2種類あります。印刷会社や出力センターで印刷のみをする場合と制作会社に制作&印刷を依頼する場合です。もっとも違 う部分は入稿(原稿を印刷所に入れること)の形態で、印刷会社や出力センターの場合は完全入稿データ(すぐに印刷できるようにDTPのデータ形式を整えた もの)でデータを持ち込むか、ラフを持ち込んで版をおこしてもらう方法があります。
一方、制作会社やデザイン会社に依頼する場合は、掲載したい事項をまとめて持ち込み、版型(用紙サイズ)や印刷方法等も含めて制作相談から始める場 合が多いようです。販促に強い制作会社であれば掲載内容についても相談にのってくれたり、写真も撮ってくれたりするので、まず相談してみるのがよいでしょ う。予算についてはモノクロorカラー、片面or両面、写真掲載点数よって変動しますが、A4サイズ片面カラーのちらしでは制作に5万円~10万円、両面 ではその倍が相場といえます。
印刷はどちらの方法でも印刷会社に依頼することになります。印刷料金はA4サイズ片面カラーのちらしでは4~5万円/3000枚が一般です。印刷所 に発注する場合は少数枚では印刷できず、3000枚までは合計金額があまりかわりません。その分、大量部数になると割安になる場合が多く、注文も500部 もしくは1000部単位でしか受けられないことが多いため、新聞折り込みやポスティング業者に依頼する場合は事前に何部が動くか確認する必要があります。
汎用性のあるちらしという手もあります
そんなにたくさんちらしをつくらなくてはいけないの?と聞かれることが多いので、私がお勧めしているちらしをご紹介します。私のお勧めは汎用性のある 少し厚めのA5サイズのちらしです。少し厚い90kgのコート紙などに印刷することでポスティングにも手配りにも使えて、レジ横に置いておくのにも邪魔に ならない。「○月○日オープン!」とばっちり書いてしまうと一定期間を過ぎると使用できなくなるのでオープン日は明記せず、「○○駅徒歩2分の○○ビルに 話題の○○の店ができました!」などとし、その分メニュー写真や内装・スタッフ写真などで訴求します。クーポンの回収が効果測定になるので期限を記載せず 配布枚数だけその都度スタンプで対応する方法もあります。
ポスター
ポスターを貼る場所は店頭をはじめ商店街掲示板、駅貼りポスターやバス内の交通広告など地域によってさまざまです。まず掲示したい場所の料金を管理機 関に問合せてみてください。サイズや掲載期間などの料金表があるはずです。例えば京成線の東松戸駅ではB1サイズポスター1枚7日間の掲載 料18,000-、東武東上線の中板橋駅ではB2サイズポスター1枚7日間の掲載料9,500-(2006/8/1現在)となっています。バス内吊り 広告や大型施設の掲示板も同様に料金一覧がありますので問合せてみてください。
サイズがわかった上でポスターの制作を印刷会社か制作会社に依頼することになります。予算についてはちらしと同じく、サイズや写真掲載点数よって変 動しますが、B1サイズカラーのポスターでは制作に3万円~10万円かかります。印刷は数がまとまる場合は印刷所に発注しますが、数枚でよいと言う場合は 出力センターで1枚から出力できます。また、現在は紙に出力するポスターだけでなくビニル製の懸垂幕や旗などにも1枚から出力が可能になっていますので地 域の販促物制作会社に問合せてみてはいかがでしょうか?