広告代理店との付き合い方

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
広告会社とのつき あい方、どんな広告会社がいいのか、外見からは判断しづらいかもしれません。そこで、広告会社のひとつの見分け方をご紹介いたします。会社は人、そこがポ イントですね。

広告会社の必要性はあるのか?

 実際に広告を出そうとすると、 現状では広告会社(広告スペースの販売代理的な意味からマーケティングまで含めての業務を行っているのが時流なので広告会社とここでは呼称します)を通じ てでないと媒体(新聞・放送局・雑誌社・看板媒体保有会社など)に掲出することは難しいです。アメリカなどでは媒体の買い付けを専ら行っているメディアバ イイング専門の会社がありますが、日本では媒体社の代理業務とマーケティング&クリエイティブ業務が一体となっているので、マス媒体に広告を出そうとする と広告会社を経由しなければならないのが現状です。

 

広告会社との 出会いは、経営者に会うことから。

 では、どうしたら満足でききる広告会社に出合うことができるのか?広告会社には皆さんもお聞きになっ たことがあるような大きな広告会社から少人数で行っている広告代理店まで数多くの会社がありますが、起業時にはなかなかいわゆる大きな広告会社は相手にし てくれません。理由は、広告予算が少ないからです。余程のコネや、資金的な裏付けがない限り、大手の総合広告会社は起業家に対して、概して冷たい態度を とってきます。(広告会社の悪口を言っているのではなく、広告会社もパフォーマンスに対しての利益率の観点から、どうしても広告費用が大きなクライアント に傾くのは当然です)

 そこで、起業家の皆さんは、中堅規模の広告会社やマーケティングを主業務とするプランニング会社を尋ねることをお勧 めします。可能であれば、その会社のトップにお会いしてこちら側の起業にかけた情熱や、市場に投入しようとしている製品・サービスへの理解度を判断基準に 広告会社の選定をしたいものです。大切なのは会社の規模ではなく、いかにあなたの言いたいことを理解してくれるかがポイントです。

 広告会 社も企業ですから、利益が生まれない作業は引き受けてくれません。そこで、あなたの情熱をもって相手を説得するのです。広告のイロハは知らなくても、その 事業にかける情熱は他人には負けないものを持っているはずです。その情熱を理解、共感してくれる広告会社やプランニング会社こそ、あなたの貴重なパート ナーとしてふさわしい会社となるのです。必ずや理解してくれる(ある程度の利益を度外視してでも)会社はあるはずです。その広告会社の経営者だって、起業 家としての先輩なのですから。経営者に会うことを躊躇してはいけません。こちらもある意味命がけなのです。真剣にあなたの話を聞いてくれるその態度から信 頼が生まれ、その会話のやりとりからアイデアが生まれてくるのですから。

 

【事 例】リクルートにみる広告会社の必要条件

 広告会社を選ぶ時には、広告戦略をマーケティングの視点からみてくれる能力がある会社を選びま しょう。マーケティング視点というのは、どういうことかという事ですが、、ここでは例としてリクルートをあげたいと思います。あのリクルートさんは、求人 や不動産などの雑誌を中心とした自社媒体を持っています。リクルートの営業スタッフは、自社媒体の広告スペースをただ単に売っている訳ではありません。広 告スペースの販売営業を通じて、その会社が抱えている問題点の掘り起こしや、解決方法を広告スペース販売以外の手法とセットにし、広告プラスアルファの提 案してくるのが彼らの販売手法なのです。リクルートがあれほどの大きな会社になり、優れた人材を輩出した背景にはそうした企業風土があったことに寄与する ことが大きいといえます。広告という世界からだけでなく、広告を通じて製品・サービスをマーケティング面からとらえる能力こそ、起業家が求める広告会社の ベストな姿です。

 

広告会社はいつでも門戸を開いている。

 で は、どうしたら、そのような広告会社に出合えるのか?ということですが、広告業界に通じている知人や私たちのようなコンサルタントからの紹介が一番速いで すね。それも決して1社だけではなく、最低でも10社くらいは訪問して、経営者と会って感触をつかんでください。先方もあなたと会ってお話するのをいやが るとは思えません。紹介してくれる人脈がない方は、今考えている媒体、新聞社や放送局・雑誌社の広告部に直接電話して、広告を出稿したいのでといえば、広 告会社を紹介してくれますので、このような方法で、できるだけトップの経営者にあって判断しましょう。

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