Vol.4 プロダクトマネジメントで記録よりも記憶に残るPR

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
アメリカのハリ ウッド映画で生まれた「商品やブランドを映画やテレビドラマのなかに入れ込む」手法、プロダクトプレースメント。日本では、テレビドラマのなかで同じよう な手法が生まれていました。最近では、メディアミックスの根幹として広告キャンペーンの柱になることも。

日本のテレビドラマのなかのプロダクトプレースメント

 ハリ ウッド映画のプロダクトプレースメントと同じような手法は、日本でもテレビドラマで採用されてきました。昨日見たドラマで主人公が身につけていたブランド ものの服が、翌日には店頭から見事になくなってしまうほどの影響を与えることも珍しくありません。これもプロダクトプレースメントが生み出した現象と言え ます。

 また、家電メーカー提供のホームドラマでは、舞台となる家庭の家電製品はいつでも最新のものばかりというシーン設定。かつては、ド ラマのなかのスターが送る生活にあこがれて家電製品を購入するといった時期もありました。

 プロダクトプレースメントはハリウッド映画とは 違ったかたちで日本のテレビドラマには取り入れられてきました。しかし、最近は、さらに、テレビCMやインターネット広告と連動したかたちでのキャンペー ンツールのひとつとして戦略的に使われる場面も見られます。

 特に、映画のプロモーションと合わせ、主人公がテレビCM内で商品や製品を使 うなど、巧妙な戦略が練られています。

 

ゲームの中のプロダクトプレースメント

  今や、日本のソフト産業の雄でもあるゲームソフトの世界にも、プロダクトプレースメントの手法は活かされています。(アドバゲーミング、なんて呼ばれたり します)

 野球やサッカーなどのゲーム内でのスタジアム広告表示はすでにありますが、ロールプレイングゲーム内でO製薬の栄養食品が登場し たりするのも日本ならではのムーブメントなのかもしれません。

 この分野では、オンラインゲーム上でネット広告を配信する機能を使って、さ らなる進化が期待できるかもしれません。

 

使ってみよう、身近なプロダクトプレー スメント手法

 起業したてのみなさんは映画やドラマのなかに自社商品を使ってもらおうとしても、なかなか難しいでしょう。また、費用もそ れなりにかかるのからといって、あきらめるのは少し待ってください。

 実は、プロダクトプレースメントは、その商品を使ってもらうシーンを できるだけ好印象に消費者にアピールすることだと考えれば(例えば、新製品を影響力ある人に贈って使ってもらうとか、マスコミの制作者側に届けるとかする と)、チャンスがあれば多くの人に知ってもらえるような機会が生まれるかもしれません。

 もっといえば、マス広告という枠組みにこだわら ず、地域のコミュニティ活動やボランティア活動に商品を提供したりすることで、消費者の目に留まれば、プロダクトプレースメントとしての効果=ブランディ ング効果(決して、売り上げに直結するものではない)を発揮できると思います。

 いかがでしょうか?起業家のみなさんも、積極的にプロダク トプレースメント手法を使って、商品や製品をPRしてみてはいかがですか?

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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