Vol.6 エスカレーターにも広告が。街中に増える広告スペース

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
OOH(OUT OF HOME)メディアの屋外広告は、新しい媒体が増えています。今まで広告を掲出するスペースと思われていなかったところに、明日から広告がなんてことも珍 しくはありません。これからは企業側自らが広告スペースを作り出し、収益基盤の強化につとめ、自社商品との相乗効果を生み出す広告戦略も行われていく動き があります。

街のいたるところに広告媒体が

 屋外広告といって思い出される のは、看板広告やネオンサインといったものでしょう。でも最近では、街の景観上から条例などの法令的な規制が多くなり、かつてのような看板・サインの掲出 が難しくなりつつあります。しかし、それらとスペース以外には従来の看板広告に替わる新しい媒体が街のあちこちに登場しています。

 例え ば、ベンダーラッピング広告。飲料自販機を自社商品のプロモーション以外に、他商品とくにクロスセルが期待できる商品の広告スペースとして貸し出している ことが見かけられるようになりました。スナック系の食品ですとか、変わったところではフィットネススタジオの広告を掲出してるとこもあります。飲料を購入 する間に、広告スペースに注目してもらわなければならないといったなかで、QRコードなどでクーポンを発行するなどの工夫をしており、効果を上げていると いうことです。

 また、エスカレーターの手すり広告も最近は多く見かけられるようになりました。特に、ユニバーサルデザインを取り入れた 「UDエスカ」という公共性の高い商品も登場し、さらに進化していきそうです。

 

まだまだ ある屋外広告~あなたの足下にも広告が

 看板というと見上げて視認するといった常識をうち破ったのが、フロアスペース(床)広告です。い わゆる床面にシール上の広告物を張り込むというものです。自社商品を足で踏まれるのはと気にされる広告主さんもいらっしゃるかもしれませんが、これもけっ こう即効性の高い媒体です。特に、誘導型の告知には向いています。一般的に広告スペースとして認知度の低い床だからこそ、まだまだ広告スペースは生まれて きそうですね。

 

広告を出すスペースを自ら開発する

 今までは屋 外広告を出すためのスペースやその媒体の特長などをお話ししてきましたが、実はこの屋外広告は、自ら作り出すこともできるものなのです。そう、ブログなど のアフィリエイト広告と同じように、消費者側が作ることのできる広告手段があります。

 もちろん誰もがすぐにできるとは限りません。それな りに施設(お店や土地など)は必要ですが、もしそこに媒体価値があり、法令的な問題もないならば、自ら広告スペースとして売りに出されてはいかがでしょう か?地元の広告代理店やサイン看板会社などに売り込めば、ちょっとしたサイドビジネスにもなるかもしれませんよ。そこに自社の広告も同時に掲出する。広 告、特に屋外広告はまとまった方が情報量的にも消費者からの注目度は上がり、相乗効果が現れます。

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