- 目次 -
自社の強みを知ることはすべてのマーケティングを楽にする
自社の強みは?と聞かれてあなたは即座に答えられるでしょうか?もし迷うことなく答えられるなら、この先は読まなくても結構です。あなたは、多く の会社が抱える問題をすでにクリアしているのですから。
多くの会社は自社の強みが分からなくて困っています。わからなくて困っているな ら探せばよいのですが、厄介なのは単なる思い込みで強みを勘違いしているときです。
いくら広告の作り方がうまくても、何をアピールするのかが間違っていればよい結果は得られません。逆に言えば、自社の強みがわかれば、どんな方法 で、どんなアピールのしかたをすればよいのかが自然とわかってくるものなのです。
強みを知るには、人に聞くことが一番
昔から自分のことが一番よくわからないと言われます。人は自分の都合よいようにしか物事を見ないという癖があるので、無理もありません。特に自分 のことには、特別なフィルターをかけて見てしまうのです。
自分で自分の姿を想像するのではなく、ありのままを見てみましょう。そうで す。ちょうど鏡に映った自分を見るように、自社の姿を鏡に映してみるのです。
ここで言う鏡とは何でしょうか?それは、顧客のことです。 どういう理由であれ、あなたの会社を選んでくれたのですから、あなたの会社のよいところを感じているはずです。
そうです。顧客はあなたの会社の鏡なのです。ですから、あなたの会社の強みを知りたければ、あなたの会社の顧客に聞いてしまうのが一番早く確実な 方法なのです。
どうやって聞こうか悩むより、とりあえず聞く習慣をつける
顧客に聞くといっても実際にどうやって聞けばいいの?そう思うかもしれません。でも、これが案ずるより産むが易しで、実際に聞いてみると思いのほ かちゃんと答えてくれるものです。
聞く方法としては、お礼の挨拶がてら会った時に聞くのも良いですし、電話でインタビューをしても構い ません。例えば私などはメールや郵送、ファックスなどでアンケート形式で紙に書いてもらうようお願いすることもあります。
お客さんにそ んなことお願いしても良いの?そうした心配があるかもしれませんが、礼儀をわきまえて今後のサービスの参考にしたいと真剣にお願いすれば、熱心な会社だと 思われることはあっても、失礼にとられることはないでしょう。
重要なのは、こうした顧客の声に耳を傾ける習慣を持つことです。余計なこ とを考えている暇があったら、なるべく多くの顧客に話を聞きましょう。最低でも10~20人以上は聞いておきたいところです。何気ない一言にマーケティン グの重要なヒントが隠されているものなのですから。