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真面目な人ほど注意すべき落とし穴
この商品はどうしたら売れ るでしょうか?
よくこんな相談をされます。
しかし、この質問の影には大きな落とし穴があるのです。
この落とし穴は厄介 です。
特に、これから商品やサービスを積極的に販売していきたいと考えている人、そして真面目で真剣に考えている人ほど、引っかかりやすいのです から。
そこで今回は、そうした落とし穴を避けるためのコツについてお話しましょう。
あなたの販促発想はどの段階?
「どうしたら売れるのだろう?」ということは、実際には誰もが普 通に考えることと思います。
いったいどこに落とし穴があるのでしょうか?
一見、普通に見えることですが、その発想には問題をは らんでいます。
実は、こうした販促に対する発想のしかたを間違ってしまうと、すべてのプランの方向性がずれてしまうこともあります。
ちょうど、ロケットが発射する時のように、発射角度のわずかなズレが後には大きな違いになってしまうかもしれません。
そこでまずは、発想レベル での方向性、言い換えれば思考の枠組みを柔軟に考えてみましょう。
どうしたら売れるか?というのは、売り手の発想に基づくものです。
そして、その裏にはお客さんの気持ちをどう操作したら売れるか、という思考が無意識のうちに根付いています。
では、「売る」ではなく、 もう少しお客さんの側に立って「買う」という視点で考えてみたらどうでしょうか?
例えば「どうしたらお客さんに買ってもらえるだろう?」という 発想です。
この場合、お客さんはどうしてもらいたいのか?というところに考えが及ぶと思います。
しかし、「どうしたら買ってもらえる か?」では、下手をすると奴隷と主人のような関係になってしまうかもしれません。
「あー、面倒くさい。とにかく何でもいいからやってみ れば分かるさ」こう思う人もいるでしょう。
確かに、やってみて分かることも多いものです。
でも、だからといって闇雲にアピール?
運に任せてやってみますか?
ここまで3つの発想パターンをお話しましたが、実はこれらは多くの人がよく陥るパターンなのです。
1. 闇雲にとにかく何でもいいからアピール
しかし、上手くいくことばかりではないので
2.どうしたら売れるんだろう?と考 えだす
やっとのことでお客さんを前にすると
3.どうしたら買ってくれるの?になる
と、こんな感じで す。
お客さんのココロを動かすには
こうしたパターンから抜け 出すには、思い切った発想の転換が必要です。
もう一歩進めて、結果から逆算した問いかけをしてみるのです。
その発想のコツは「どう だったらお客さんが買いたくなるか?」です。
相手の心理を動かして買ってもらおうと思っているうちは、ココロを動かすマーケティングは できません。
相手のココロを動かすには、自分が変化する方が早いということもあるのです。