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「まさかね、でも・・・」の心理
まさかとは思いますが、本当 にここで占いをするのかと期待していた方がいたらごめんなさい。今回は、占いも予言もしません。
実は、あることを伝えたくてこんな方法を とりました。
おそらく、予言と聞いて「予言なんて当たるはずがない」と思われた方がほとんどだと思います。でも、同時に「ひょっとした ら」という気持ちも少しはあったのではないでしょうか?毎年、年始めになるとテレビや雑誌などでは、今年1年を占うという各種の占いが多くなります。ま た、初詣に行って、おみくじを買ってみたりすることもあるのではないでしょうか?ほとんどの人は、占いを100%信じているわけではないといいます。
でも、それなのになぜあんなにたくさんの占いコーナーがあるほど人気があるのでしょうか?しかも、学歴や社会的地位はもちろんのこと、年齢も性別も関係ありま せん。まさに老若男女、そして時代や国籍さえも超えて人気があるのが占いです。皆、100%当たることなんてないと思いながらも、ひょっとしたらという思 いや別の理由を見つけて気になってしまうのです。
人は将来に興味がある
で は、このことからマーケッターはどんなことが学べるでしょうか?
流行は追いながらも、ただ中にいる人とは別の視点で見ることが求められま す。当たった、当たらないなどと一喜一憂している場合ではありません。ひとつ言えることは、人は自分の将来に興味があるということです。
そこには、未来は今より良くなるという可能性や期待というものが少なからず含まれることと思います。あるいは、悪いことが起こっても困らないように、その 対処法や心構えを持っておきたいということもあるでしょう。そして、実はこのことは、なにも占いだけに限ったことではありません。あなたが提供する商品や サービスにだって言えることなのです。
予測を広告のタイトルに盛り込むのも良いでしょう。あなたの商品のもたらす将来をイメージさせる工 夫をするのも良いでしょう。とにかく、今の商品の性能を説明するだけでなく、顧客の将来とどう結びつくかを考えてみましょう。
朝の星占いを見て、ラッキーカラーを身につけているだけではもったいない。
あなたのビジネスに占いの要素を取り込んでいくとしたらどうなる か。一度考えてみてはいかがですか?