Vol.7 お客様を呼ぶホームページ作成術

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
 インターネット 白書2006年2月調査によると、日本のインターネット人口は7361万にのぼるそうです。これは現在の日本の人口の半数以上の方が何らかの形でインター ネットを利用しているという事です。また、昨今は飲食店もホームページを持つのが当たり前の時代になりました。飲食店はいったいどんなホームページをつ くったらいい?どうやってつくるの?今回はそんな声にお応えします。

 

グルメサイトと独自サイト

 飲食店のホームページは大きく2種類に分けられます。1つ目は、ぐるなびやHotpepper.jpなどのグルメサイトと呼ばれるポータルサイ ト。2つ目は店舗独自が制作した独自サイト。この2つの持つ意味はまったく違います。ポータルサイトというのは情報が集まることで店舗情報の索引や比較検 討されることを目的としたツールです。一方独自サイトの多くは広報的意味合いが強く、既存のお客様にファンになってもらう事を狙ったコミュニケーション ツールです。どちらに資源を費やすかは、販促方法の違いによります。小さい店舗では比較的に「ぐるなび」がよいといわれます。その原因として小さい店舗で はWEBサイトへかける労力が得られない場合が多く、WEBコミュニケーションよりも検索で店舗名を表示させる方が得策であるという選択を示しています。 もちろん予算が足りれば両方取り入れる事も考えたいと思いますが、どちらかを選ぶ場合は店舗の規模ではなく、まず検索&比較検討に強くなりたいのか、それ ともファンを増やしたいのかという販促目的を考えてください。

 

まず検索エンジンにかかることを目標にします

 SEOという言葉をご存じのでしょうか。SEOとはサーチエンジン最適化の事で、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで上位に表示され るようにすることです。SEO対策には大きく分けて

 1.タグやテキスト・CSSなどページの構成の問題

 2.相互リンクに よるリンクポピュラリティ

 3.クリック広告

これら3つの要素があり、この中で費用や時間をかけて対策していくわけです。 SEOに過敏になっている傾向がみられますが、業態や地域の特性など、一般論ではなく店舗それぞれでSEO対策などが必要です。しかし、SEO対策のみに 振り回されるのではなく、飲食店ではお客様にきちんと情報を与えられることを目指していくべきです。現在はブログも一般的になり、グルメサイトも増えてき ました。ですから独自のホームぺージを作らない場合でも最低限、自店名と地域で検索してみて営業時間や連絡先などのインフォメーションが表示されるように 何らかのWEB対策をしたいものです。

 

比較検討と情報共有がインターネットの世界です

 今まで消費者行動はAttention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動・来店)の頭文字をとってAIDMA(アイドマ)と言われてきました。しかし、インターネット人口が増えたことで消費者行動が AIDMAからAISAS(アイサス)に変わったといわれています。Attention(注意)→ Interest(関心)→Search(検索)→ Action(行動・来店)→ Share(情報共有)となり、まず気になったら検索&比較検討、来店したらブログやSNSなどで情報を流しインターネット上で共有するといった消費者行 動に変化したわけです。この消費者行動の変化は飲食店にとっては考え方を変えなくてはいけないくらいに大きな変化ですね。特に比較検討については比較検討 できる素材がないと落選するわけですから注意したいものです。メニューやコースの値段、写真、特典など簡単に比較できて勝つためのアピールが必要です。ま た情報共有についてはブログやSNSでのお客様の言葉に敏感になるより、自店や自分自身が公式に情報を提供することで立ち向かいたいですね。店側は独自の ホームページに店舗コンセプトやオーナーの理念をきちんと示してリスクを回避していきたいものです。

 

独自サイトの作り方

 独自サイトを作る方法は2種類あります。自分で作成する方法とホームページ業者に依頼する方法です。自分でホームページをつくる場合でも業者に依 頼する場合でもまず、ドメインとレンタルサーバーが必要になります。ドメインはサーバー会社等から配布されるものではなく、SEO検索やブランディングの 意味からも独自ドメインを取得することをお勧めします。ほとんどのドメイン取得代行会社で年間5,000円以内で独自ドメインを取得できます。また、レン タルサーバーもいろいろな会社がありますが、注意したいのはお問合せフォームやネットショッピング、動画などを付随させる場合です。その場合は事前にサー バー会社に問合せて将来的にこんな機能をつけたいと相談してみてください。そういった機能が必要ない場合は料金やサポートなどの好みでサーバー会社を選ん でも大丈夫です。サーバー料金も多種多様ですが、どんなに価格を抑えたい場合でもアクセスが集中することなどを考えれば月々3,000円程度のサーバーは 必要経費と考えたいものです。

 自分でホームページを作る場合は制作費用がかかりませんが、スキルと時間が必要です。業者に依頼した場合は1ページ5万円程度が相場ですが、現在 のWEB制作は費用も仕様もさまざまです。自分が本当に必要なホームページの機能をよく考えて(メニューは毎月変更したい、オーナーブログを書きたい、メルマ ガ登録をさせたい、イメージ重視で動画を入れたい、など)問合せしてみるのがよいでしょう。業者に依頼する場合はまず何の為にホームページをつくりたいの か相談してみることからスタートしてください。

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