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格安のパーソナルクラウドツール。
どこからでも自宅/オフィスのハードディスクにアクセスできる!?
最近やたらと目につく「クラウド」という言葉。
「なんとなく聞いたことはあるが、自分には関係ないな…」
「よくわからないし、難しそうで敷居が高い…」
と思ってる方も多いでしょう。
しかし、実は小さい会社でこそ活用できるのがクラウドなのです。例えば、あなたの自宅や会社のパソコン(そう、まさにこのコラムを読んでいる目の前のパソコンですよ)の中にあるデータが、そのまま外出先から使えたら便利だと思いませんか?
しかもとっても簡単にできます。コストも数千円程度で始められるとしたらどうでしょうか?
どこからでもつながることで広がるビジネスチャンス
「Pogoplug (ポゴプラグ)」という商品をご存じですか。Pogoplugは米クラウドエンジンズ社というベンチャーが開発・販売している商品で、値段は6千円程度です。普通の家電量販店やネット通販で買えます。このPogoplugを利用すると、あなたの自宅や目の前のパソコンが簡単にパーソナルクラウドとして利用できるようになるという、魔法のような道具です。
設定は非常に簡単。15分もあれば完成します。PogoplugにUSB接続式のハードディスクドライブを接続すれば、世界中のどこからでも手軽に利用することができるようになります。
Pogoplugのもっとも特長的な箇所といえるのが、Windows、Mac、iPhone、アンドロイドからアクセスができるという点です。
例えば、持ち歩くパソコンとしてMacBookAirを、仕事机にはWindowsパソコンを使っている、というような方などは、Pogoplugを使うことでMacからでもWindowsでも、どちらからも同じように、常に最新のファイルを利用することができます。
また、スマートフォンからのアクセスも可能なので、外出先でちょっとExcelの資料を確認したい場合や、あるいは会社のデスクに置いてあるハードディスクの中のパワーポイントファイルをiPadで開いて、その場でプレゼンテーションする、なんてことも出来ます。あらゆるシチュエーションに対応して活用することができるわけです。
意外に少ないオンラインのクラウド容量。自分で作れば容量は無制限。
PogoplugはUSBハードディスクドライブを接続した分が利用できるのがポイントです。しかも最大4台まで接続できるので、容量は実質無制限と言っていいでしょう。1Tバイト(1テラバイト=1024Gバイト)のハードディスクを4つ繋げば、4Tバイトが自由使える計算です。
どこからでも同じファイルにアクセスできるサービスとしては、オンラインのクラウドサービスもありますが、有名どころのiCloud(Apple社が運営)で5ギガバイトほどしか容量がありません。それと比べると、Pogoplugでは圧倒的な容量を利用することができます。
また、ハードディスクは自宅・オフィスに置いておけばいいので、大容量のデータを保存する場合でもとても楽にできます。オンラインサービスだとファイルの転送だけで数時間はかかってしまう場合がありますが、直接ハードディスクにデータを移せば、ものの数分で転送・保存することができるので、データ同期の時間も少なくて済みます。
すべてのデータをクラウドに!場所に捕らわれない働き方が実現
私は、Pogoplugや他のクラウドサービスを活用して、すべてのデータをクラウドに保存するようにしています。このクラウド活用によって、パソコンを持ち歩く必要がなくなりました。
いざという時にも、どこからでもデータを閲覧できるようになったので、例えば電車に乗っている時にデータの確認をしたくなった時(この原稿の元も電車に乗りながらEverNoteで書きました)、あるいは数年前のe-メールを調べたい時(私はG-mailを使ってます)などもクラウドにデータがあるおかげで、場所、時間を超えて仕事が出来ます。
こんなすごい使い方ができるクラウドを、積極的に仕事に取り入れてみませんか? あなたの働き方が大きく変わること間違いありませんよ!
最後に
IT技術はどんどん進化しています。最新のITを活用することで、コストカット&効率化の可能性が今後さらに広がっていきます。特にクラウドが普及してきた昨今では、これまで非常に大きな投資が必要だったことでも、低額(完全に無料のサービスまであります!)・気軽に実現できるようになりました。
業務に関連するものを、いきなりすべてクラウドにすることは大変ですが、このコラムを参考に、まずは取り組めるところからはじめてみてはいかがでしょうか。