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忙しい人ほど売れないのはなぜか?
「営業力を 強化し売上を伸ばす」
「営業で成功してトップセールスになる」
このような言葉を聞くと、厳しいトレーニングや、努力と根 性と忍耐が要求される過酷な仕事を思い浮かべるかもしれません。しかし、実際に成果を上げている営業マンを見てください。ダントツの成績を上げているトッ プセールスは、がむしゃらに働いているわけでも、悲壮な顔をしながら売っているわけでもありません。それどころか、リラックスして余裕があるようにさえ感 じられるのではありませんか?
実はここに「売れる営業の極意」が隠されているのです。
売れないのではなく、売っていない?
営業に問題を抱える企業をくわしく分析すると、「売れないの ではなく、売っていない」という事実に気づかされます。実際、当社が実施したアンケートによると、営業マンの77%が「活動時間の10%しか営業していな い」という驚くべき結果が明らかになっています。
つまり1日10時間働くと仮定して、週50時間(10時間×5日)の営業時間があるわけ ですが、8割近い営業マンは、実際には毎週5時間以下しか実質営業をしていないということになるのです。これでは売れるはずがありません。テクニックと か、ノウハウ以前に「営業していない=売れない」という現実が存在するのです。しかし、10%しか営業していない営業マンはサボっているというわけではあ りません。一生懸命に夜遅くまで、ひたすら仕事をしているにもかかわらず、営業する時間がないのです。いったいどこに問題があるのでしょうか?
成功のカギは時間の使い方にあり
トップセールスへのインタビューやアンケートの結果を要約す ると、トップセールスとそうではない営業マンの違いは次の4つの点に集約されます。
1 効率よく時間を使っているか?
2 効 率の良い方法(手法)で営業しているか?
3 より大きな金額の契約を取ろうとしているか?
4 できるだけ数多くの契約をしよ うとしているか?
あたりまえに聞こえるかもしれませんが、トップセールスの究極のノウハウは「時間の使い方」にあるのです。どんなに優れ たテクニックや、ノウハウを持っていたとしても、実際に営業をしていなければ成果を収めることはできません。ノウハウやテクニックに飛びつく前に、本当に 営業しているかを考えましょう。効率的に営業を行なうことが起業を成功させる原動力となるのです。