- 目次 -
「ツキのある人」に近づき、ツキのない人から離れる
これは言 い尽くされてきたコトバですが、たいへんに深いのです。例えば、アナタがツキのある人を発見したとしましょう。当然、近づきます。するとどうなるか?相手 は離れます。なぜ?
相手の立場になってイメージしてみましょう。あからさまに、鼻息フーフーっ状態で自分大事なツキを狙って近寄ってくる 人物。例えて言うなら、アナタが女性なら親しくもない男性がカラダ目当てにスケベ心丸出しで近寄ってきた場合と同じです。 当然逃げます。
この公式を正しく解釈するなら、現在ツキのない人は永遠にツイてる人には近づけないことになります。ツキの格差社会の到来です。ではどうするか。
自分にとっての「ツキ」とは?
営業と同じです。自分の利益、自分の欲求を軸に情熱と勢いで結 果に繋がったのは遠い過去の時代です。相手の立場にたって、相手の利益を軸に、自分が相手のどんな役に立てるかを意識しながら敬意をもって行動することで す。
もう一つ大事なことは「ツキのある人を見抜く目を持つ」ということです。怪しげな投資ビジネスの会員獲得の集会などで登場する、ブラ ンド品で身を固めた体験発表者が絶叫する名文句
「月収が7桁になりました!」
「ベンツを買いました!」
に象 徴されるような、経済的成功を宣伝する人 = ツキがある人 と間違っても錯覚しないことです。「そんなわけないじゃん」と瞬時に否定する 人でも自分にとっての『ツキのある人』の明確な定義には答えられないことが多いのも事実です。自分にとっての『ツキのある人』あるいは『ツキ』とは 何なのかをこの際、自己探求してみるのもいいことです。
「ツキのある人」になる
最後にヒントを申し上げるとすれば、営業のシーンで相手をじっくり観察すると気づきます。
「ツキのある人は無形の価値に敏感で、ツキの無い人は金銭やモノといった価格の高さに敏感である」
ということは、体験や智恵、アイデ ア、人脈、高い人格などといった、金銭以外の目には映らない無形の価値に対してアナタが気づき、本質を見る目を養うことが「ツキのあ る人」になるポイントだと言えるでしょう。