Vol.1 事件・事故・トラブルを乗り切る一つの原則とは

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

たった一つの原則。あなたは守れるか?

 「事件・事故・トラブル」という文字をみて、起業の決意が揺らいだあなた!
 大丈夫。心配はいりません。
 そもそも、会社の従業員だからといって事件・事故・トラブルに遭う可能性がゼロになるわけではないのですから、どうぞ安心して起業してください。(笑)

 ただし・・・一つだけ押さえておくべきことがあります。

 それは、起業をすれば、事件・事故・トラブルという「3きょうだい」への対応のしかたを決めるのは、あなた自身になるということです。あなたが現在、会社の従業員であれば、「3きょうだい」への対応は、上司や経営者の判断と指示を仰いだ上で実行されると思いますが、いったん起業して経営者になれば、今度はあなたがその判断と指示を出す立場になるわけです。
 そして、その判断と指示の内容は、ある一つの原則に従ったものでなければなりません。

 

 その原則とは、「逃げない」こと。

 

 これは、極めて当たり前のことをいっているわけですが、実際に「3きょうだい」に出合ったときの経営者の対応をみていると、その「当たり前」ができないケースが多いのです。

 「ウチのせいじゃありません。原因をつくったのは仕入先の○○でして・・・」
 「いやぁ、この問題には以前から気づいていたんですが、対応が後回しになってしまいまして・・・」
 「この件は損害保険会社にまかせてあるんだから、あとはそちらと話し合ってくださいよ!」
 「この件は絶対に口外するな。なかったことにするんだ。」

 ・・・あなたがお客様や取引先、あるいは従業員の立場だったら、こんな発言をする経営者に対して、どんな感情を抱きますか?
 そして、経営者としてのあなたは「どんな局面にあっても、私は決してこのような対応をとらない」と言い切れますか?

 

逃げたい誘惑に負けるな!

 ところで、先ほどから「逃げる」という表現を使っていますが、これには、次のような行動も含まれます。
 「隠す」「ごまかす」「無視する(見なかったことにする)」「放置する」「抱え込む」・・・。
 「3きょうだい」からの逃げ方も、いろいろあるのです。だから、「逃げたら、楽になる」という誘惑に負ける人がいるわけです。
 経営者になる決意をしたあなたは、決してこの誘惑に負けてはいけません。経営者が逃げるということは、その会社が逃げることです。そうなれば当然、その会社の世間からの評価(価値)は下がります。
 最悪の場合、会社は存続すらできなくなります。
 逃げるのは、私たちのなかに「怖い」という気持ちがあるからです。正体を知れば、決して怖くはないのです。

 次回以降、彼ら「3きょうだい」の正体を一人ずつ暴いていきます。そして、彼らとの正しい付き合い方もご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。

 

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