Vol.9 信頼関係を築くポイント「BMW」とは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
コーチングでは、 ペーシングというスキルを使うことがあります。モテる社長が、社員やお客様との信頼関係を築いていくときに役に立つスキルです。ペーシングとは、相手の ペースに合わせていくことです。ぐんぐん引っ張っていくようなリーダーシップも魅力的ですが、まずはそれを発揮できる環境設定も必要です。では一体、何を どんな風にペースを合わせていけばよいのでしょうか。

ペーシングとは相手にペースを合わせること

 相手にペースを合 わせるというと、「相手のペースに流される」というようにとられる場合がありますが、ここでいうペーシングというのは、あくまでも信頼関係を築くためのも の。すべて相手に合わせるというのではなくて、相手が安心できる環境を作るというように考えてみてください。
 私たちは、他と同じだと安心した り、他と異なると危険と感じたりすることがあります。その習性は「人と同じなんて嫌だ」というような好みの問題ではなくて、潜在的に持っている意識です。 ですから、相手との信頼関係を築きたいとき、相手に安心感を持ってもらいたいときには、ある程度相手に合わせる、ということが必要になってくるんです。

  たとえば、いつもは元気な社員が営業から戻ってきて、ぐったりとして落ち込んでいるとき。モテ社長はどんな言葉をかけてあげますか?

  A「励ましてやろうと、思い切り元気に『どうだった?うまくいった?』とポンっと軽く肩を叩いて、笑顔を見せる」
  B「相手の様子が明らかに普段と違うので『どうだった?何かうまくいかないことがあった?』とトーンを落とした声で伝え、聴く姿勢を見 せる」

 どちらも、社員の気持ちを思いやった結果の行動ですよね。では、相手の立場になって考えたとき、どんな風に感じるのでしょうか。
  Aパターンの場合、「こちらは落ち込んでるのに社長は元気だなぁ」
 Bパターンの場合、 「あー、心配してくれてるんだ。相談してみようかなぁ」
となるのではないでしょうか。
 そうなんです。ペーシングというのは、相手の気持 ちを思いやること、プラスそれを態度や行動に表すことでもあるんです。

 

B・M・Wでペースを合わせる

 上の例では、社員が落ち込んでいる場合を想定していますが、逆に とても活力に満ちた状態のときには、社長も自分の気分が高揚していなかったとしても、相手に合わせていく必要がありますね。
 では、実際に、何を 相手に合わせればよいのでしょうか。その答えが「BMW」にあるんです。

 ボディランゲージ(B)
  表情、身振り・手振り、態度、動作、呼吸の仕方、座り方、姿勢、服装など、多くは見た目の要素。

 ムード(M)
  雰囲気、エネルギーの高まり、感情など、周りの空気感をコントロールする要素。

 言葉や話し方(W)
  声のトーン、スピード、口調、リズム、抑揚、使う言葉などの要素。

 いかがですか?
 いざというときに相手に信頼感や安心感を持っ てもらえるとしたら、これは覚えておいて損はありません。ぜひ、BMWを記憶の隅に置いておいてくださいね。

 

モテる社長の条件―その9。

 ペースを合わせるからといって、流されていてはダメ。あくまでもフ ラットな関係を保ちながら、信頼感と安心感を構築していきましょう。

モテる社長の条件―その9
「BMWでペーシン グする!相手のペースに合わせることで信頼感と安心感が増していきます」

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