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あなたが考える「一緒に仕事がしたい人」とはどういう人ですか？
企業の採用 ページなどを見ていると、「求められる人材像」などが書かれていることが多いですね。企業側が求める人材の能力としては、即戦力であったり論理的思考能 力であったり、優れたコミュニケーション能力だったりします。多くの社長はこういう人材が欲しいとか、こうでなくちゃいけないとか、一緒に働く人の基準を 決めていることが多いようです。でも、その企業で働く人やお客様が求める社長像というのは、なかなか具体的に明示されたことがありません。私が企業で働い ていたときの経験や、これまでお目にかかった魅力的なモテ社長を拝見していて思うのは、「一緒に仕事がしたい」「この人のもとで、この人の力になりたい」 と思われる人こそが、究極のモテる社長なのだということです。
では、モテる社長として「一緒に仕事がしたい」といわれる人になるためにはどうし たらよいのか…？まずはその一歩として、あなたが社員だったら、どんな人と一緒に仕事がしたいと思うのか、一緒に仕事がしたいのはどういう人なのか、とい うことを考えてみましょう。上にあげた採用ページの求める人材の能力とかではなくて、具体的な「人」のイメージを描けるくらい突き詰めて考えてみていただ きたいのです。もしかしたら、尊敬し憧れているカリスマ社長が浮かんできたかもしれません。ドラマにでてくるような上司を想像したかもしれません。若くて 元気でエネルギッシュな新入社員を思い浮かべたかもしれませんね。それでも結構です。求める能力のリストアップをするのではなくて、具体的な人物像を描い ていただきたいのです。（ここで、実際に今一緒に働いている人を思い浮かべた方は、とても幸せな仕事環境だといえるかもしれませんね！）
今、自分ができることのなかから一つ選ぶとしたら何?
一緒に仕事がしたい人の人物像がはっきりしてきたところで、あなたと比べると、何がどのように違うのでしょうか？
ビジョンや信念でしょうか、仕事への取り組み方でしょうか、日常の何気ない会話でしょうか、はたまた外見や人に与える印象でしょうか？あなたが思い描い た 「一緒に仕事がしたい」人物像は、実はあなたが目指したい人物像なのかもしれません。もっというと、それこそが究極のモテる社長像なのかもしれませんね。
一つひとつ、その人物像と今のあなたの間にあるギャップを見つけてみてください。
ギャップがみつかったら、あとは、そのギャップを埋めるべく、すり合わせていけばいいのです。たくさんの選択肢のなかから、今あなたができること、まず一 番に手をつけたいことを選んでください。
現状すべてが満足というモテ社長には、不要な作業かもしれません。でも、これはあなたのリーダーシップ を最大限に引き出すための下準備といえると思います。ここで、今、その覚悟を決めてください。
役割やスキルや得意分野などとは違って、あなたが一緒に仕事がしたいと思うその人物像こそ、あなたがなりたい人物像そのものなのです。
モテる社長の条件―その10。
私が会社に勤めていた10数年のなか で、上司に言われた「また一緒に仕事がしたいよ」という言葉が、これまでで一番うれしい贈り物だったかもしれません。仕事上で認めてもらえた、人物として 認めてもらえたんだという気がしました。
モテる社長にとってもそれは同じではないでしょうか。「一緒に仕事がしたい」といわれるために、今あなたにできることは何ですか？
モテる社長の条件―その10
「一緒に仕事がしたいと言われる存在になる！そのためにで きることから始めましょう」
