価格の決め方

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

Q.価格の決め方

輸入品の価格はどうやって決めるのでしょうか? 

A.回答

 

まず最初に大事なことは、同じような商品の価格を見ることです。
付けた価格が大きな開き、特に類似品がかなり安い値段で販売されているときは、注意が必要です。
 
その商品群が低価格戦略に使われている可能性がありますからね。
スーパーでいえば卵のようなものです。
 
もちろんまったく同じ商品ではないとはいえ、低戦略をとられることによって予定した利益が出ない場合もあるからです。
 
かといって販売ターゲット(顧客)層が抱いている「値ごろ感」を無視した価格もつけられないですしね。
どんなに優れた高品質のものであっても手の届かない価格であっては、結局売れませんからね。
 
もちろん仕入れ価格あっての販売価格の設定ですからこれによって決まってくるのは、当然ではありますけどね。
 
二つ目に大事なことは、販売先の形態によってもそれぞれ違ってくるということです。
 
輸入して直接消費者に販売するのか、他の小売店に販売するのか、卸売り業者に販売するのかによって、仕入れ価格や販売価格や利益率も変わります。
 
国内での実勢販売価格を参考にして、販売先や販売方法に応じて輸入原価をベースに設定しましょう。
 
付けた価格が、当初考えたものよりずっと安くて利益率が思うほどではない場合は思い切ってその商品の輸入自体を見直す勇気も必要ですね。
 
では、輸入原価ってなんでしょう?。
これがわからないとなにがなんだかわかりませんね。
 
まず第一に商品の原価(取引価格)はいいですね。
これがベースです。
 
取引条件が、先方の港渡し(FOB)だと仮定します.
すると海上運賃、保険料がかかりますね。
 
加えて関税と消費税を見なければなりません。
これに通関手数料や港での作業料そして指定場所への国内運賃も計算にいれなければなりません。
 
これらを考慮に入れたものを輸入原価といいます。
これに各流通業者の利益を乗せたものが販売価格になります。
念のため流通業者とは、問屋さんや小売店さんのことです
このプロセスは企業の生命線と呼ばれるくらい重要な部分です。
事前の入念なリサーチをするようにお勧めしますね。
 
大体の流れは、これでOKです。
ただ価格は、とても繊細です。
同じ商品でも2000円に付けた場合と1980円に付けた場合は売れ行きが倍ちがうなんてことも現実あるんです。

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