Q.イタリアからワインを輸入してレストランで販売しようと計画しています
大量輸入大量販売を考えているのでコンテナで運ぼうと思いますが、温度管理が心配です。
どうしたらいいですか?輸入の手続についてもよろしくご指導ください。
A.回答
ヨーロッパからの船便輸送は、スエズ運河を経由、赤道を横断し、3~4週間ほどの航海で到着するんですね。
そのため、通常のドライコンテナが甲板上に置かれ直射日光を受けると内部の温度が70℃にも達することがあります。
この様な輸入条件の為、品質変化が心配される商品は、ドライコンテナではなく、コンテナ内の温度をプラスマイナス20℃の範囲で設定できる冷凍装置を備えたリーファー・コンテナで輸送することになります。
コンテナが日本の港で船から下ろされると、コンテナヤードでは電源を接続して冷凍機を運転できますが、そのまま数日を経ると(通常3日)コンテナ使用料が別に発生しますので、注意してくださいね。
20フィートのリーファー・コンテナは、目安としてほぼ17トンまでの重量でかつ、25立方メートルまでの荷物を積み込むことが出来ます。
ワインの場合、通常の瓶入り1200~1300カートンほどの量になります。
(コンテナ内に冷気が行き渡るよう、20%程度の余裕を持ってください。)
リーファー・コンテナを使用した混載輸送サービスは原則がないので数量が少なくてもコンテナを一基を借り切りとしなければなりません。