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お友達価格
私は今でも仕入れに行く際に、現地商人との友達の大切さをつくづく感じます。
たとえば、今月の仕入れの際には、お客様から「お友達からこのお茶をいただいたのですが、とても美味しかったので韓国に行った時に買ってきてもらえますか?」とのご注文がありました。
初めて見るお茶のメーカーでしたが、韓国には伝統茶屋をしている友達もいるので、到着してすぐ友人のお店に行き聞いてみると「このメーカーのお茶はこれ。 でもこっちのメーカーの方がもっと美味しいお茶だよ」と見るからに高級そうな商品を出されました。価格は注文商品の3倍以上です。
「欲し いけど・・・お客様の注文で予算はこれ位・・・」と言うと、最初は「その値段では無理!」と言われましたが、何度かお願いしてみると、途中から「えーい、 友達だからいいよ。その値段で持っていけ!」と結局売ってもらいました(笑)。韓国ではこのようなことがよくあります。
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友達になるメリット
知り合いのお店がどんどん増えると、仕入れはとっても楽になります。私の経験ですが、韓国商人とお友達になった後は、商品をかなり安く買うことができるよ うになり、欲しい商品もすぐに取り寄せてくれるようになりました。韓国は家族を大切にします。お店の人に気に入ってもらえれば仕入れ途中に荷物が増え、何 か困った時にすぐ手伝ってくれるなど、家族と同じ扱いをしてくれます。
あの有名な南大門市場ですが、実は「日本人は一人で行くな」と言 われているエリアの1つでもあります。強い客引きや、過剰な値段請求、スリの被害も実際は多くおこっています。あれだけの強大市場ですから、そのようなこ とがあっても決しておかしくはないのですが、私は信頼できる友達がいるお陰で、安心して南大門での仕入れを楽しんでいます。
どのように友達を作る?
韓国人は基本的にフレンドリーな国民なので、こちらから笑顔で話しかければ、すぐに楽しい会話ができます。
しかし「ルート確立」を考えるのなら、楽しい会話だけで終わってはいけません。しっかり自分を覚えてもらい次回訪問した時に、スムーズに買い物ができるようにしておきたいものです。
しっかり覚えてもらうには、やはり「笑顔と好印象で多めの買い物をする」のがポイントです。二回目の訪問時には「前にも来てたくさん買いました。覚えてい ますか?」と話かけてみましょう。印象がよく、多めに商品を買うお客様のことは案外覚えているものです。たとえ覚えていないとしても、大抵は「もちろん、 覚えていますよ」と返事が返ってきますので、二回目以降はもっとフレンドリーに楽しく会話ができるようになります。
友達になった後は、たとえ少量でも安く買えるようになりますので、現地ではたくさんお友達を作ってみましょう。