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こんなはずじゃあ・・・
最近は「韓流」という言葉もできたくらい、たくさんの日本人が韓国を訪れるようになりました。
韓国は日本国内を移動する気軽さで行くことができ、街の雰囲気や体型も日本とほとんど変らないので、つい我々日本人と同じ感覚で相手をみてしまうことがあ ります。しかし韓国も立派な「外国」。日本と同じ感覚で相手と話しをした途端、理解不能の場面に遭遇することがあります。
「本音と建て前」って何?
私が思う韓国人の性格は「フレンドリー・エネルギッシュ・おおらか・明るい・楽しい・喜怒哀楽がはっきりしている(よく笑い、よく泣き、よく怒る・笑)」です。
韓国人は、誰とでもすぐに友達になれ、明るく、あの力強いエネルギッシュさは誰でも感じられるはず。
日本には「謙虚の美徳」という言葉がありますが、我々日本人は泣きたい時や腹立たしい時でも笑顔をつくることがあります。「顔で笑って心で泣いて・・・」というところでしょうか。
ところが、韓国人は気持ちがストレートで喜怒哀楽がはっきりしているので、その時の感情がすぐにわかり、私はお付き合いをしていく上で大変助かっています。怒りたい時に笑うなんてことはまずありません。日本人のように「本音と建て前」という発想がないのですね。
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おおらかなるクウェンチャナヨ精神
韓国人は「クウェンチャナヨ」(大丈夫)という言葉をよく口にします。時間に遅れても、ジュースを相手にこぼしても(?)「あ~、大丈夫、大丈夫!」とお おらかです。しかし、裏をかえせば、自分も時間に遅れ、仕事の約束も「それは不可抗力でできなかった」と言われることがあります。
「韓国人の性格についていけない・・・」という日本の方もいらっしゃいますが、やはり違う文化を持つ「外国人」ということを忘れてはいけないところです。
韓国だけではありませんが「日本 VS 外国」を考えてみても時間に正確で、仕事も約束とおりキッチリこなすのは日本の特徴なのかもしれません。諸外国は仕事とプライベートをしっかり区別し、意外と時間にルーズだったりします。
日本には日本の文化があるように、それぞれの国にも文化や習慣があります。海外との仕事をする場合は、日本人的な考えだけで相手をみるのではなく、気持ちをおおらかに、まず自分が柔軟に対応する必要があると思います。
考えが柔軟になれば、自分では思いつかない海外ならではの面白い意見を聞くことができ、相手を理解することができるようになります。
本音でぶつかる!
日本人は「YES」と「NO」の意思表示が苦手な国民とも言われています。特に海外では言葉の問題もありますから、益々「なんでもいいです・・・」「どこ でもいいです・・・」という返事をしてしまいがちですが、外国ではせめて「YES」と「NO」の表示だけはハッキリと示したいものです。逆に「どちらでも いい・・・」という態度の方が現地の方たちには理解できないようです。
韓国で仕入れをする場合は、腹を割って、本音で話してみましょう。相手を理解できれば、海外での交渉もスムーズにいくことは間違いありません。