まずは簡単に助成金とはどんなものであろうか。新分野に進出、新たに雇用の予定等があれば、何らかの助成金 をもらえる可能性があります。「何を行うのか?」が明確になったら調べてみよう。
- 目次 -
事前申請が必要!要件を満たしても、もらえない?
助成金は「要件」を満たせばもらえるものと、「要件」+「審査」の2つの条件をクリアしないともらえないものに大きく分かれます。
「要件」+「審査」の2条件が必要
経済産業省が取り扱っている助成金。「技術」や、「販路開 拓」等の事業に対して助成。募集時期が決まっていて、募集から締切日まで、比較的短いのが特徴です。ただし、助成金によっては、事前に説明会を開催する場 合もあります。
また、地方自治体のビジネスコンテスト募集もあり、地方自治体が運営する創業施設への低家賃の入居も助成金の一種になりま す。これらは、「要件」をクリアしても「審査」があります。ですから、「必ずもらえるとは限りません」
「要件」が合致すれば大丈夫?
厚生労働省が取り扱っている助成金。起業時や新分野進出時に「人 を雇う」、「従業員の労働条件向上」等の事業に対して助成。一部に例外はありますが、原則として1年中募集をしています。この助成金をもらう大前提は、 「雇用保険の適用事業所」になること。なぜならば、助成金の財源は「事業主の納める雇用保険料」になるからです。
「要件」をクリアすれ ば、かなりの確率でもらえることができます。ただし、不正受給を行いますと、「助成金の返還」の他、刑法の詐欺罪に問われることもありますので、注意して ください。
助成金をあてにすると危険・・・
「もうすぐ 助成金が入金される」、「あの助成金を運転資金に・・」と、考えるのはやめてください。なぜならば、前記で述べましたが、必ずもらえるとは限らないので す。厚生労働省系助成金の場合でも、予定していた人材が採用できなければ、1円も、もらうことはできません。むしろ、「助成金は、ないものだ」と考えま しょう。そうすれば、あてにしないですみます。
助成金は原則として「事前申請」が必要です。必ず締め切りは守りましょう。