起業して成功するために知っておくべき6つの「種類」とは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

皆さんこんにちは。ドリームゲートアドバイザー、起業18フォーラム代表の新井一です。
起業したいと思った時、どのような種類の起業があるのか、自分にできるのか、気になりますよね?
「起業の種類」と言っても、たくさんの種類があります。
たとえば、以下のようなものです。

  • 起業形態の種類
  • 起業アイディアの種類
  • 資金調達の種類
  • 起業する人の種類
  • 起業場所の種類
  • 起業に便利なツールの種類

今回のコラムでは、起業したいと思った時に誰もが気になる、さまざまな起業の種類について解説したいと思います。基礎的な知識を得ることで、ご自身がどの種類のやり方を選択すると良いのか、判断できるようになると思います。
起業する人は皆、それぞれ自分に合ったやり方、スタイルを選択し、自由に起業しています。あなたにもきっと、良い組み合わせが見つかるはずです。

起業形態の種類は、大きく分けて2つ

起業をする時には、個人事業主として起業するか、会社(法人)を設立して起業するかの2択になります。法人には、株式会社、合同会社、社団法人、財団法人、NPO法人などの種類があります。
それぞれ特徴がありますので、自分の起業の目的や、やりたいことに合う形態を選びます。

1.個人事業主

法人を作らずに、個人のまま仕事をすれば、個人事業主と呼ばれます。フリーランス、フリーランサーなどとも呼ばれますが、同じ意味です。開業届を税務署に出すだけで、簡単に名乗ることができます。

2.法人(株式会社、合同会社、(一般/公益)社団法人、(一般/公益)財団法人、NPO法人など)

個人ではなく、法人を設立して起業すると、税金面や信用面でメリットがあります。個人事業が軌道に乗って来たら法人成りするということもできます。
法人の設立には、定款作成、登記が必要となります。

起業アイディアの種類は4系統に分かれる

よく、「起業したいと思ったら何から始めたらいいの?」というご質問を受けます。会社設立? 開業届の提出? いろいろ考えてしまうかもしれませんが、まずやらないといけないのは、商品を持つこと。つまり、起業アイディアの整理からです。

起業18フォーラムでは、起業アイディアを以下の4系統に分け、考えていきます。

1.プロダクト系

いわゆる手に触れるモノを取り扱うタイプのビジネスです。仕入れたり、作ったりして、販売していきます。

2.スキル系

人のためにやってあげるビジネスです。ライターやホームページ製作、通訳、アプリ開発なども、できない人のためにやってあげることで、ビジネスが成立しています。

3.ノウハウ系

教えてあげるビジネスです。情報を売るビジネスとも言えます。セミナーや情報商材などもノウハウを販売する一つの形態です。

4.スペース・チャンス系

集まる、機会提供をするビジネスです。不動産投資なども含めます。サークル、コミュニティ、婚活なども含みます。

大きく一気に起業するベンチャー設立も、副業から始めるスモールスタートも、社会問題の解決に取り組む社会起業も、この4つの系統の組み合わせで商品(サービス)が作られ、提供されています。

たとえば、メルカリなら「スペース・チャンス」の提供。ものを売買する空間と機会を提供していますよね。コンビニはプロダクト系ですが、イートインなどのスペース提供もあります。1と4の組み合わせで出来ているのです。


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資金調達の種類は主に4パターン

資金調達

小さなビジネスを立ち上げるのでしたら、自己資金だけで何とかできるのですが、お店を構えたり、社員を雇ったり、大きくスタートをする場合には、手持ちのお金だけでは足りません。その場合、公庫や銀行からお金を融資してもらうことになります。

資金調達の方法は多様化しており、以下の4つが主なものになります。

  1. クラウドファンディング
  2. 金融機関からの融資
  3. 国や自治体の補助金
  4. ベンチャーキャピタルからの投資

1.クラウドファンディング

最近流行りの資金調達法です。主にインターネット経由でアイディアを発表し、資金の提供を募ります。資金を出してくれた人に何らかのリターン(商品の提供など)を用意することが一般的です。

2.金融機関からの融資

昔からある一般的な資金調達法です。民間金融機関よりも、公的金融機関(日本政策金融公庫)を利用する人が多く、新規開業資金、女性、若者、シニア起業の支援資金などの新創業融資制度が使いやすいです。

3.国や自治体の補助金

もはや国策とも言える起業家支援。起業を支援してくれるさまざまな補助金が出ています。ミラサポhttps://www.mirasapo.jp/subsidy/)などのサイトを使って調べることもできますし、役所に出向けばさまざまな情報がもらえます。

4.ベンチャーキャピタルからの投資

まだ一般的とまでは言えませんが、起業家に投資するファンドも出てきています。アイディアと実行力に自信のある方は、マッチングサイトなどを利用してアピールしてみると面白いのではないでしょうか。

起業する人の層は着実に広がっている

次は起業する人の種類についてです。一昔前は、起業する人=脱サラおじさん、というイメージでした。今は様子が違います。

1.会社員の起業

起業18フォーラムでも推奨している起業スタイルです。会社員を続けながら起業し、軌道に乗ったら退職を検討するスタイルです。副業から始めるのでリスクが小さく、今の時代に合ったやり方だと思います。

2.学生の起業

大学生を中心に、主にITを活用したベンチャーで起業する人が増えています。大学も起業を応援し始めたり、先述のベンチャーキャピタルも、優秀な人材への投資を惜しまない姿勢が見られます。

3.女性の起業

手堅いビジネスを立ち上げるのが得意なのが女性起業家です。起業したいという女性は明らかに増えており、起業18フォーラムも女性会員が6割を超えています。これからますます、女性の視点、発想が世の中を変えていくことでしょう。

4.シニアの起業

定年を意識するタイミング、早期退職制度の対象ど真ん中、そんな人が起業を考えるケースも増えています。「検討します」という、身体に染み付いたサラリーマン思考をいかに取り払えるかが成功のカギです。

起業する場所も、もはや自由

これから5Gの時代になれば、起業はますます「どこでもできるもの」になっていきます。

1.地方で起業

地方自治体が積極的に起業家を育てようとしています。若者の流出を食い止め、雇用の受け皿を創出する大切なミッションですね。何でも激戦区の東京を離れてみるのも、ひとつの考え方だと思います。

2.コワーキングで起業

いわゆるノマドワーカーで、事務所を持たずに起業することが当たり前になってきました。東京都心でも、月1万円程度で借りられる綺麗なワークスペースがたくさん登場しています。孤独にならないのもメリット。

3.海外で起業

土着する傾向のある日本人にとっては、まだまだ敷居が高いですが、海外で起業するサムライがいることも事実です。中国や東南アジアで貿易に携わる人、オフショア開発などのIT系、留学支援系、サロン経営など、業種も多岐に渡っています。

起業に便利なツール3種

最後に、今の時代の起業家に欠かせないツールの種類をご紹介したいと思います。すぐに使ってみましょう!

1.SNS

情報収集や発信に欠かせないのがSNSの活用です。嫌いなので一切やらないという人も多いのですが、個人で起業するのでしたら、今後も避けては通れないツールです。ブランディングにも効果的です。

2.動画配信

動画やオンラインサロンをビジネスに活かす人がますます増えています。ZOOMなどのオンライン会議システムも進化して、大変使い易くなりました。5G時代は、これらを活用してお手軽に起業する人がさらに増えるでしょう。

3.クラウド系サービス

ストレージから会計ソフト、今やクラウド系サービスは、起業する人にとって必須のツールと言えるでしょう。どこにいてもネット環境さえあれば仕事ができるということは、ビジネスの可能性を飛躍的に高めてくれます。

 

いかがでしたでしょうか? 起業にまつわるさまざまな「種類」について、簡単にまとめてみました。
あなたに合った起業の種類を組み合わせて、まずは一歩、踏み出してみてください!

 

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執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 新井 一
(パーソナルビジネスブレインズ・コンサルティング事務所 代表)

起業18フォーラムの代表を務められている新井アドバイザー。会社員時代に起業した経験をもとにしたアドバイスは多くの支持を得ております。
2007年から独自のマーケティング理論を基にした集客メソッドを公開。全国で1,000回を超えるセミナーや10,000件以上の相談に応じるなどの実績を豊富にお持ちです。

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ドリームゲートアドバイザー新井 一

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