飲食店経営の極意 Vol.4 人材不足を逆手にとったアイデアで大繁盛する飲食店とは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

今回は数多くある居酒屋や外食産業の中で、業界が一気にかわるような、そんな予感を感じさせるお店を今回は分析します。そう、そのお店は2013年に大躍進したジャックポットプランニング社の「カキ小屋」さんです。まず、当日の予約は殆ど取れないくらいの人気店です。昨年は、東京と神奈川で数ヶ月のうちに一気に店舗展開されました。2014年もスゴく楽しみな会社であり、興味深いお店であり、要注目の新業態です。

お客様の気持ちスイッチが入る上手な仕掛け!

「カキ小屋」さんは、基本的にお客さんが自分たちで調理します。カキを焼いたりその他、魚介類等を焼くのですが、そのときお店からカキナイフと軍手を渡されます。また、カキの焼き方を簡単に教えてもらえます。その渡された軍手とカキナイフを装着するとですね、「さぁ!焼くぞ!食うぞ!」ってスイッチが入っちゃうのです!(笑)

こういう風にお客様の心にスイッチを入れることってとっても大事ですよね!

「カキ小屋」さんでは店舗によって週末焼きガキ食べ放題プランなどもあります。焼きガキ食べ放題なんて、さらにスイッチが入っちゃいますね!

僕はこのお酒の持ち込みシステムには、頭をバコーンとやられた気分です。・・・なんで早く気が付かなかったのだろうって。僕が今後飲食店を出店する機会があれば必ずお酒持ち込みOKにすると思います。(業態によりますが)

というのも、カキは日本酒やワインなど人それぞれ好みの合わせ方があります。マリアージュってやつですね。それをお店側が準備しようとするとかなり大変です。お酒の在庫が確実に増えます。日本酒などはロスも出るでしょうし、オペレーションも大変です。そうそう、お酒をストックする冷蔵庫等も必要でしょう。

しかし、このお酒持ち込みOKシステムはすべてを解消します。お客様的には持ち込みの方が安く済みますし、自分たちのペースで飲めるので、「ドリンクなかなか来ないなー」ってイライラする事もないのです。お客様にもお店側にも双方にとってメリットだらけ!このシステムは本当にスゴい! !

小さな資本と大きなアイデアでビジネスモデルを変革しよう!

お客様が調理をするというシステム自体は昔からあります。焼肉やしゃぶしゃぶなどがそうですが、自分たちで調理するだけでなく、好きなお酒を持ち込んで自分たちのペースで飲む。僕は今後このような飲食店は増えると思います。人件費の高騰、そもそも人材不足の中で、労働集約型の飲食ビジネスでは、発想の転換が必要になってきています。

先日、テレビでやっていたのですが、焼鳥の串打ちをする機械がすごく売れているそうです。また、最近の飲食店ではお客様がタッチパネルを使用し、自分たちで注文をする形式が増えています。どちらも人手を減らすためのものです。

こうした設備投資は、資金力がある会社は対応できるかもしれませんが、資本に限界がある会社は、アイデアで勝負していきましょう!参考になるお店なんてたくさんあります!そんな意味ではぜひとも「カキ小屋」さんへ一度足を運ばれることを強くお勧めいたします!

今回のポイント

・お客様の心にスイッチを入れる仕掛けをつくろう!
・お酒の持ち込みで生まれる効果!を考えてみよう!
・いつもお客様の立場になってアイデアを出して行動に移そう!

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