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ネットでの流通事例から学べ!
商材を語る前に、現在のネット での流通事例をご紹介します。
(事例1)
先日、某大手出版社の方と話をした時のこと。「現在、日本での書籍の流通金額は2兆 3000億円です。そのうち、ネットでの書籍の流通は500億円~600億円です。全マーケットの2.5%前後です。今日、これだけネットが普及したにも 関わず、意外にネットでの流通が伸びていないと我々は考えています」と言われていました。これは書籍の例ですが、他の商材もこれに近いシェアではないかと 私は思っています。
(事例2)
当社が取り扱っている商材の中で「テンピュール」というブランドの枕、マットレスがありま す。先日、仕入れ先の問屋さんから言われました。「某大手スーパー全店の売り上げより、(株)しんけんの売り上げが上です」
(事例 3)
紙・文具.com(http://www.rakuten.ne.jp/gold/kami-bungu )という文具屋さんがあります。責任者の婦木是伸さんのお話ですが、「文房具を販売するにあたって、アスクルやカウネットと同じものを扱っても絶対にダメ だと思った。そこで考えついたのがキャラクター文具に特化することでした。先日、某メーカーさんに言われたのですが、紙・文具.comさんのキャラクター 文具の売り上げは、某大手スーパー全店の売り上げより上です」
事例1~3の中に、ネット商材の本質があるように思います。ネットの流通量 はマーケットの2.5%前後でありながら、ピンポイントの特定の商材では、大手スーパーさん全店舗の売上を凌駕するという現象が起こっています。
売れやすい商材を選べ!
基本的には、ネットショップではどんな商材でも売れます。ただ、売れ やすい商材と売れにくい商材があります。当たり前ですが、売れやすい商材を選んで売る方が、売り上げは伸ばしやすいです。
それでは、売れ やすい商材を考えるためにはどうするか?あなた自身がインターネットをどのように活用しているかが、判断のポイントだと思います。
・どこで 売っているのか分からない商品
・近所で売っていない商品
・悩みごと、困っていることを解決したい
・流行っている商品、テレビで紹 介された商品
・買うものは決まっているが価格比較をしたい
・・・概ねこのような感じではないでしょうか。「Vol.1 ネットショップをはじめよう1」でも書きましたが、ニッチな世界にはライバルが少ないです。ジャンルを絞って絞って、ニッチに特化すると、意外にも全国に ライバルと呼べる会社が数社ぐらいに絞られます。その数社の中で日本一になることが最初の目標であり、最大の目標です。
ネットでは上位3 社ぐらいまでが市場のほとんどを押さえると言われています。特に一番がダントツになりやすい世界です。そして、ニッチのピンポイント商材で日本一になるこ とこそが、大手スーパーすら凌駕するネット商売の醍醐味です。たとえ売上が小さくとも、「○○では日本一」という思いは、大きな自信にもなり、商売継続の モチベーションにもなります。
その次は、次のピンポイント作りを始めます。これの繰り返しで、点から攻めて、その点が複数となってはじめ て、顧客が点から点を結んでくれて面となり、商売が大きくなってきます。まずは、ピンポイントで日本一。これを目指しましょう。