さてさて、パイオニアになるために必要なことを、順序立てて書いてみる。
コンテンツがどこに転がってい るかを「予感」「把握」「分析」する能力と、その未来に花咲くかも知れないコンテンツが、現時点でどういう状況か?を、「認知」「予測」「検証」するこ と。私も今振り返ってプロセスに落としてみたが、この考え方はとても重要だと思う。
「予感」「把握」
1:これはコンテンツか?
(大 丈夫。多くの場合、答えはイエスだ)
「分析」「認知」
2:それは転がることができるか?
(うーん、ビジネスとして将来性が あるかな?大抵の場合、ビジネスになるはずだ)
「予測」「検証」
3:そしてそれはいつのタイミングで転がるのか?
(ビジネ スはいつから華麗に羽ばたくのだろう?ここが一番難しいのだが、信じれば大抵羽ばたくはずだ)
私の場合、大前提として自分自身の体感で理 解できるか?というラインをひとつの判断ルールにしている。自分自身が体感で分からないものは、コンテンツの派生時点で「予感」できていないことを指す。 この業界は分かったふりというのが一番危険だったりする。何故なら真にそのコンテンツを理解して、分かっている人間には、体感温度的に勝てないからだ。
話を元に戻すと、私は大体この三段階の把握でコンテンツについて自然に分析しているような気がする。明確な答えは出ずとも、大体この問題に自分なりの納得 ができたときに、初めてそのコンテンツが当てはまるであろう市場分析に入る。市場分析は先ほどの類のような本や、周りへのヒアリング、ネットなどの情報 ソースなどを観ると、数字が上がってくるケースが多い。もしくは、全く新しい市場開発になるかもしれない。この場合は、既存ビジネスで近い業態を見つけて きて比較するのがオススメだ。類似企業のPER比較に作業が似ているような気がする。
とどのつまり、まずはパーティに入る前に、転がって いるコンテンツ探しが重要で、それは体感温度を重要にしなければならない。その上でリアルな数値的な情報を取り寄せるのだ。その数字は大きければ儲かると いうわけでもなく、小さいから楽だというわけでもないことは忘れてはならない。
マーケットが2010年ポイントでは何千億になっているか ら、攻め込んでいきたいというのももちろん分かるが、そのビジネスには既存プレーヤーが多くいるはずだ。ラージスケールでのイニシャル勝負はファイナンス 的にもコネクション的にも難しい。最初に思い切ったチャレンジができないのであっても心配しないで、実はマーケットサイズはあまり関係なく、要はそのマー ケットがなくならない要素がどれぐらいあるかどうか?だ。そのコンテンツはサステイナブルな要素があって、サステイナブルなマーケットに支えられている か?
来年なくなってしまうコンテンツは、私はあまりビジネスにすることはない。何故?それは次章で!