連載開始から、かなり声を頂いた(といっても、近い知人・友人からですけど(笑))一番多いのは、同じ業界からは「そう なんだよなぁ、やっぱりコンテンツビジネスって説明しにくいんだよね」的な声だ。コンテンツビジネスと一言でいったとしても、やはりイメージしにくいのは 同し業界の人にとっても同じことらしい。
なくならないコンテンツビジネスの秘密を追うにあたり、私自身もそうだし、同業者の多くの方も聞 きたいと感じている、コンテンツビジネスを実際にしている方々の「生声」に触れてみようと思う。今回の機会を利用させて頂いて、私自身がインタビューアー になり、各界で活躍する方々へのヒヤリングを敢行することになる。
?「どうやったら、ビジネスになるの?」も含めてだけど、
やっ ぱり一番聞きたいのは
「あなたにとって、コンテンツとは?」
という、とても一般的な質問である。
この質問に 対する答えを追うことによって、私も気づかなかったコンテンツビジネスの秘密が見えてくるかも知れないのだ。コンテンツ分野でビジネスメーキングを考える 前に、まずは「生声」を追っていきたいと思う。
さて、インタビューに入る前に・・・。突然だが、今、私はカンヌ映画祭に来て原稿を書いて いる。映画を買い付けるという仕事、そして映画祭をリポートするという仕事、映画人とゆっくりミーティングするという仕事、大体この3つがメインになって いるのだが、今回映画をリポートする仕事にあたり、映画業界ではない方に参加をしてもらって毎日をcinemacafe.net上の特設ブログにてリポー トしていただくことにした。
今回のコンテンツとして、その方に書いて欲しかったのは一般人(この場合、映画関係者ではない人)が観た映画 祭である。「コンテンツビジネスとは?」の質問にとても似ているが、映画祭ってテレビで色々流れるけど、
「映画祭って何?」
「映 画祭ってどうやったら行けるの?」
という二つの質問のほうが重要だと考えたからだ。こういう『夢』をテーマにした企画の場合、いつもお願い する方がいる。時にはプロデューサーであり、時にはライターであり、時にはエンターテイナーである、私から言えば非常に器用に立ち回れる人だ。自らをコン テンツは全然分からないといいつつも、幅広いコンテンツに対応出来る能力。?
「トップバッターはこの人だ!」?
グランドホテ ルのカフェにて、豊かな陽光の中、満面の笑顔を浮かべて原稿を書いている彼をみて、その想いは確信に変わった。