Vol.20 ネットワーク化でさらに拡がるコンテンツビジネス

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
前回に引き続き、 携帯業界のお話。ほんの数例だが、身近な端末選び&キャリアー選びをご紹介しよう。

進化を続ける携帯電話

 ビジネスユーザーやメディアに携わるユーザーは、画面の解像度が高い機種を選ぶハズ。VGAレベルのモニター搭載がなされたことで、フルブラウ ザーでみても、yahooなどのPCポータルのほぼ3/4のイメージがブラウズできたりする。

 常々、携帯独自のコンテンツではなくて、 PCで通用するコンテンツが携帯で通用する時代を待つ!と鼻息荒く唱えてきたが、そんな日もすぐそこまで迫っている。

 海外に多く行く、私のようなユーザーにとってはやはりドコモが一歩リードである。映画祭でも、海外対応のドコモ端末にSIMカードのみを切り替え て、海外携帯として使っているケースも多く見られる。海外で確実に目にするBlackberry(キーボード付携帯で世界の多くの国がサポートしている) も、ドコモは投入しており、世界的なネットワーク化がテーマだ。

 もちろん、SoftBankもこの分野ではKDDIをリードしている。早 くすべての端末を海外利用可能機種にしてもらいたいものだ。

 最近セールスが伸び悩んでいるように見受けられるi-podキラーとなるのが、音楽のダウンロードサービスである。この分野でリードをしているの が、LISMOを展開するauである。確実に持ち歩く携帯をポータルエンターテインメントステーションにしていく戦略は正しいと言えるだろう。

  「わざわざi-podを買わずとも、携帯に音楽をダウンロードして聴いていればいい」そんな若いユーザーを虜にし、生活のなかにエンターテインメントを取 り入れることを可能にしている。

 すでに特筆すべき存在でもないぐらい、定番になった携帯に内蔵されるデジタルカメラの性能も上がってきている。すでにデジタルカメラそのものはわざわ ざ持たないユーザーも多く、携帯端末の機能的な進化が家電製品カテゴリーの新たなライバルになるケースも多い。

 またファミリーユーザーにとっては、通信料金などの維持コストも気になるはず。今回のMNPにより、価格面は各社とも競争下に入り、ユーザーメ リットをコスト面でももたらしてくれることは確実である。

 例えば、何かと話題のSoftBankは、ソフトバンク携帯電話宛へ1時~21 時までは通話し放題で、月額基本使用料980円(税込)という破格の料金設定プランを発表した。

コンテンスビジネスに欠かせないネットワーク

 以上にいろいろなトランジションを挙げてきたが、コンテンツビジネスにとって重要なのはネットワーク化というポイントだ。常にユーザーと繋がって おり、世界中どこにいてもユーザーへのダイレクトアクセスが可能になった瞬間、常に起動することを前提としたPCメディアでは考えられないようなユーザー コミュニケーションのスタイルが生まれるはずだ。

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