Vol.3 ネットならではの語学学習ビジネスの成功の鍵

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

前回は、日本人のこれまでの語学学習に対する懐疑心についてお話しました。また、その懐疑心を解消してあげない限り、語学ビジネスでは成功することはできないという理解もできました。ではどうやってこの不満を解消したら良いのでしょうか? そのためには、ユーザーが持っている不満が何かを見ていく必要があります。

 

ユーザーの不満は3つ

ユーザーが抱いている語学学習への不満は、私のこれまでの経験を基にすると、
① 勉強しても上達していない(話せるようにならない、聞けるようにならない)
② せっかく勉強してもクラス以外では使う場所がない
③ 本当に身に着けたいスキルとクラスの内容がマッチしていない
この3つが挙げられます。このそれぞれについてこれから解説していきます。

不満1:勉強しても上達していない
ユーザーにとっては、この不満がもっとも多いかと思います。では、この不満を解消するためには、実際にユーザーがどの程度上達したのかを真に実感させてあげる必要があります。たとえば、ユーザーがどれだけ話せるようになったのかを示してあげれば、当然ですが満足度は向上することでしょう。ここでITを活用すれば簡単に上達度を見せることもできるのではないでしょうか? 毎回のレッスンの内容を動画で保存しておいて、レッスンを始める前と3カ月後、6カ月後のレッスンの画像を比較して見られれば、上達度は一目瞭然。これはあくまでも例ですが、ITを駆使して利用者の上達度がわかる仕組みをつくっておけば、ユーザーの満足度は向上するのです。ネット・ITならではの利点を生かして、安価で、しかも効果的な戦略を考えてみましょう。

不満2:せっかく勉強してもクラス以外では使う場所がない
せっかく勉強しても、クラス以外では使う場所がないとやはり効果は減ってしまうでしょう。島国日本という環境もあり、なかなか外国人と外国語で話す機会は多くないというのが現状です(最近ではさまざまな国の外国人の皆さんが日本にもいらっしゃいますが)。外国語を使う機会というのをリアルの世界で実現するのは難しいですが、ネット上のバーチャルの世界ではハードルがいっきに下がります。ネット上でSNSなどのコミュニティをつくり、そこに色々な国の人に参加してもらう。自社のみでのメンバー拡大が難しいのであれば、ほかのSNSとの連携もしてみましょう。会話が必要であれば「スカイプ」などの無料通信が使えます。ネット・ITを活用することによって、バーチャルであるけれども、実際に語学を活用する場を提供することができるのです。

不満3:本当に身に着けたいスキルとクラスの内容がマッチしていない
会話イメージこれまでのマスを中心とした語学学習ビジネスでは、どうしても内容・カリキュラムが画一的なものにならざるを得ませんでした。しかしながら初期投資・運営費が低く抑えられるネット・IT型語学ビジネスでは、いわゆるロングテールを対象にしても、十分にビジネス的観点からも見合う仕組みを構築することができます。たとえば、金融機関向けの英会話や、老人介護向けの日本語会話、中国語での人事評価のレッスンなど、利用者の細かいニーズにピンポイントで対応するようなカリキュラムをつくり上げていくことが、ネット・IT型ならではの利点といえるでしょう。

今後も十分な市場規模が見込める語学学習ビジネスですが、その中で成功するためには、利用者の不満を解決することがもっとも重要になります。しかしながら、ネット・ITの利点を十二分に活用することで、これらの不満を解決することができるのです。ネット・ITを活用して、ユーザーの満足度を高めていくサービスを構築し、ビジネスとして収益が取れる英会話ビジネスを仕組みをつくりましょう。

~コーヒーブレイク 英語上達の秘訣~

(3)そしてどんどん英語を話そう!
前回は、まず英語を聞くことから始めようと話しました。ただ、皆さんの目的が英語でのコミュニケーションであることを考えると、聞くだけではコミュニケーションにならないですよね。すなわち、「話してナンボ」ということです。少しでも言葉を学習したら、“発音なんか気にせずに”どんどん話しましょう。私は、英語を話す機会を見つけるために、外国人が多くいるパブに出入りしたこともありました。また、SNSやスカイプなども活用して積極的に海外の方と話す機会をつくっていくのもよいでしょう。そう簡単に機会を見つけ出せない場合は、あたかも相手がいるかのように一人で話してみてもよいのです。たとえば、テレビや映画などで学んだセリフ・フレーズを一人でしゃべってみたり、俳優のセリフの後に自分でもしゃべってみたりなど。ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、話す機会がない方には非常に効果的です。例え一人であっても話す癖をつけていれば、本当に会話する時に物怖じすることがなくなります。会話は話してナンボ、積極的にドンドン話していきましょう!

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