雑貨&セレクトショップで起業 Vol.5 MDがカギを握る~商品計画~

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
今回は、商品に仕 入れから店頭の展開まで、店舗事業の核となるマーチャンダイザー(MD)の重要性と、商品の部類についてまとめてみました。

MD(マーチャンダイザー)

 オープンしたての当初は、 MD(マーチャンダイザー)を採用し、業務を任せるのは中々難しいと思われますが、ゆくゆくは専任のスタッフを雇い、育てる必要があるくらい。重要な役割 だと思ってください。仕事の範囲は、商品選びから店頭の展開の方法や、利益管理までの店舗運営における全般的な業務です。バイヤーと販売店長の両方の仕事 をカバーし、そのための仕組みつくりや、方向性なども決めていく仕事です。MDになるには相当な経験が要ります。販売の仕組みを完全に理解し、仕入れの方 法も熟知し、さらに経営的な面も把握し、世の中のトレンドを理解し、自店の建つ位置をわかっているというのが条件です。非常にハードルが高い業務ですが、 専任のスタッフを生み出せれば、ひとつの業態を完全に任せることぐらいは可能だと思います。とは言っても、起業当初はオーナー自らが、MDを兼務すること がほとんどでしょうが・・・。

 

商品分類

 商品計画を進め るにあたって最初に必要なことは、「商品をどう店の中で分類していくのか」ということです。経理上の分類はほとんどが仕入先別ですが、店頭では展開する場 所別になります。その中で、右上図の商品分類1のような考え方をするとこもあるでしょうし、商品分類2のように考えるところもあると思います。(どちらも ちょっとだけニュアンスの違うわけ方ですが、社内で共通用語として使うぐらいのことが必要です。)

 重要なことは、仕入先別とかアイテム別 に置くような単純なくくり方で店頭で展開するのは「ちょっと待て!」ということです。お客様側から見ればどう展開していれば買いやすいのか、どうすれば比 較検討しやすいのか、どうすれば関連で商品を買いやすいのか・・・ということを考えます。売り手側の立場で言えば、そのためにどう売り込んでいくというこ とです。分類変更は売場で実際に商品を並べ替えて行います。時期によっても商品の性格が変わると場合もありますので、週一回は見直すといういことを心がけ てみてください。

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