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従来の箇条書きはどうなのか
会議などを行うと ほとんどの方がノートなどに箇条書きで会議で話し合った内容や決定事項などを書いていくのを目にします。書き方は1ページに一つのことしか書かない人や、 開催日時やテーマ名や出席者などや結論をフォーマット的に書こうとしている人など、人によってさまざまです。
多くの人が使う箇条書きのい いところは、時系列順であることです。
しかし、悪いところは話し合ったプロセスがテーマに対して必要な範囲を話し合ったかどうか一瞬でわ からないことです。これでは単に記録しただけです。本来の記録は、記録をとりながら話し合っている内容はバランスがいいのか、必要な部分に関しては十分深 く話し合えたのか・・・・・・などがいつもチェックできながら、コミュニケーションを継続できるかどうかです。そういう観点から見ると、箇条書きはほとん ど効果がない事がわかります。こういったことからも記録したノートを見直す比率が意外にも低い事がわかります。もし、見直す比率が低いのであれば、記録を とる必要性は記録としてのデータではなく、記録中にどうコミュニケーションを修正することができるのかというところに重要性が出てくるのはおわかりでしょ う?
途中修正が重要な要因であるのなら、思考法にのっとった記録手法が大事です。
思考法にのっとった記録手法を行うために
では、思考法にはどういったものがあるのでしょうか。
古くはKJ法、フィッシュボーン、マトリックス法、マンダラート・・・などがありますが、どれもこれも記録しながらというケースでは使えません。私が提案 したいのは「マインドマップ」です。マインドマップ自体はそれほど新しい手法(10年以上も前からあるようです)ではありませんが、私もあらゆる方法を何 年もトライしたなかでもっとも使い勝手(ミーティングの記録に十分使えます)も効果も高い方法と言えます。
マインドマップの説明について は、下記を参照してください。
マインドマップの概要を説明しますと、
ま ず、中央にテーマを書きます。
その周りに、中テーマを書き出します。まとめて書くことも一つひとつ書いてもかまいません。
その中テーマの 外側に、さらに考えられる要因や考え付いたアイデアなどをどんどん書き込んでいきます。
全体を見ながら、あるいは個々のテーマの詳細を視ながら、 さらに深く書き込めるものやテーマを超えて関係できるものなどを自由に線を引いたりしてしていきます。
まあ、くわしくはちょっと先ほどのリン クページなどをみてください。
実は、記録にはクリエイティビティが重要なのです。記録をとっていくうちに新しいアイデアが出たり、さらに 特定のテーマにフォーカスしたりということにはなかなか事前ストーリーはありません。しかしマインドマップならできるでしょう。
マインドマップ にはPC向けのソフトも多数出ています。特にじっくり構想を考えたり戦術を考えたり問題点を分解し手法を構築しなおす時には最適です。
比較 的有名なソフトを下に挙げておきました。
フリーのマインドマップのソフトです。Windows、mac、Linux版とあります。ちょっと印刷に難があります。
http://www.freemind-club.com/
ジャストシステムが出しているアイデアマスター。シンプルです。パッケージ版でよく家電量販店なんかで
売ってます。
http://www.justsystem.co.jp/ideamaster/
マインドマッパー。これもデザイン的に格好がいいです。
http://www.mindmapper-japan.com/
JUDE。3150円で安い。デザインもいいです。
http://jude.change-vision.com/jude-web/product/think.html
これらのソフトはフリーもあればトライアル版もありますから、ぜひ試してみてください。
もちろんマインドマップを作成するのはパソコンを使うこ とが必須ではありません。手書きでも十二分にマインドマップの効果を活用することはできます。マインドマップ記録によって、皆さんのクリエイティビティ能 力を存分に生かせるでしょう。
皆さんもマインドマップを十分にご活用頂き、メモから議事録、企画書作成に生かしてみてはいかがでしょ うか。
きっとステキなアイディアが浮かびますよ。