雑貨&セレクトショップで起業 Vol.25 売れない商品や死に筋商品をなくすには

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
売れない商品が 残っていくのが商売です。ワンシーズンもたてば、確実に売れない商品が出てくるでしょう。特にシーズン商品は入荷したときからどうすればいち早くなくすこ とができるのかを考えていくのが一般的ですが、売れるものから販売していくと、シーズン末には、売れない死に筋商品ばかりが店に並ぶということになるので す。

売れない商品をなくすためには、まず発注精度を高めること。

 発注精度を高めるためには、昨年の商品の売れ行きの分析や、先シーズンの売れ行き、顧客の動向、競合店、世の中のトレンドの移り変わりなどを分析 することが必要です。

 まず、昨年・先シーズンの分析は、ベストセラー分析やワーストセラー分析以外に、消化率の分析、消化スピードの分析、売り切れ商品のタイミングの 分析、関連販売分析が必要です。特に大事なのは、消化スピードと売り切れ商品のタイミングの分析です。売り切れのタイミングがわかれば、売り逃がしの売り 上げがわかります。売上高をあげるもっとも早い方法は売り逃がしたものを把握することだからです。

 

発注のタイミングを変えてみる

 発注のタイミングを細かくすることで、死に筋をなくすことができます。シーズン最初に一括で発注する方法ではロスも誤差も大きいですが、最悪で も月単位で発注していくと死に筋は減る可能性が出ます。

 

入荷した瞬間から死に筋商品は予測できるはず。早期対応を実施

 展示会などで発注したときにはわからない死に筋商品も、店に入荷されてきた時点で、これは死に筋になるかもといった予測はできると思います。その 場合は、お客様にどう売り込むのかの対応を早めに打ちます。販売スタッフ全員が、どの商品がそれに該当するのか、その商品の売り込み方の具体的なセールス トークは何かなどを事前に研修しておけば、消化率は大きく変わってきます。死に筋になりそうだから、売れ筋商品から販売していこうという考えでは一向に死 に筋商品は消化できません。

 

売れ筋商品との組み合わせで売れないのかトライする。

 商品を単品で販売していくのはちょっと難しいというのであれば、売れ筋商品との関連販売で販売していくことを行います。まずは、ディスプレイから トライしてみてください。

 

最後の手段は、早期に格下げ

 最後の手段になりますが、シーズン期中に格下げして販売していくのもときには必要になってきます。基本的には期末のセールまで残さないということが前提 です。特に同じ品番でもこのカラーだけが売れないというような場合は、思い切って売れないカラーだけは先に格下げすることも出てくると思います。セールで 処分するという考え方は、セールの戦略があくまで処分でしかないという考え方です。セール期間中に、来シーズンのお客様を取り込んでいこうというのであれ ば、セール期間中でも売れ筋商品が多く残っていたほうがいいに越したことはありません。そのためにはセール突入する前に死に筋商品は可能な限りなくしてお くのがベストでしょう。

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