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「条件付き」起業家
学生起業家を、ある意味「条件付き」起業家と考えることはできないでしょうか。たとえば、学生なので、実家に住んでいることも多いでしょうし、経済的に守 るべき人がいないことが多いとおもいますので、これといった固定費を考えずに、立ち上げ当初はふんばることができますよね。
また、 「アイディア」や「人間性」をキーにして仲間が比較的集まりやすいですし、「お金」というよりも「ビジョン」や「思い」に賛同して同志が集まることも多い と思います。事業家するまでの、非常に困難な壁が多いなか、そのある程度を一緒に戦い、乗り越えることができる「仲間」が、一般の社会人と比較すれば、非 常に見つけやすい環境であると思うのです。ただ、その条件付きも最大で4年間になる(もちろん、留年、休学をすればもう少し長いヒトもいますが・・・)。
学生だから、「通常の起業家を違ってここが違う!」ということを理解するだけで、新たな視点でのアイディアを生むことができるでしょうし、起業人生の進め方も変わってくると思います。
・学生は想いで人を集めやすい。
・学生は授業以外の時間を自由に使える。
・毎月これだけ稼がないといけないという制限がない。
マイナスをプラスに!
世の中には「学生起業家」を毛嫌いされる起業家も少なからずいらっしゃいます。「学生の身分で「起業家」とはよくいったものだ」ということですね。その主 張にはさまざまな思惑もあったりしますが、学生起業家はあまりそんなこと気にはしません。むしろ、学生起業家という言葉のもつマイナス面を、うまくプラス に転換できるのが学生起業家でしょう。
「学生起業家だからここくらいまでしかできないだろう。」といった予測や希望を裏切ることで、「学生なのにここまでできるんだ!」に変わり、認められるわけです。学生だからできることは意外に多い。早くその事実に気づいてください!