資格で起業 Vol.6 合格率4%台の行政書士でメシを食う

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
皆さん、こんにち は。今回は前回の続きで、行政書士についてお話したいと思います。前回は、行政書士として食べていけるかと言うお話をしました。今回は、実際にこの資格で 食べている先生方の話をしたいと思います。

行政書士として、軌道にのるまで

 とある先生は、国際離婚を中 心にして活動をしています。最初は飲食などの許認可を中心に活動しようと考えていたのですが、実際に仕事を得るのが難しくて、途中で方向転換をしました。 もともと入管業務にも興味があったので、外国人関係をメインに活動を始めました。

 ここで、前回に記述した問題が生じました。

  国際業務を扱っている競合の行政書士事務所が多く存在したのです。そこで、彼は発想の転換をはかり、他の人があまりやっていないことに目をつけました。

  国際離婚です。今でこそ多くの事務所が取り扱っていますが、その当時は国際離婚をメインに仕事をしている行政書士事務所はあまりなかったのです。方向転換 の甲斐あって、ある程度事務所が軌道に乗ってきました。そして、そこで止まらなかったのがよかったのでしょう。目立ってくると同じような業務を扱う行政書 士が増えてきたので、今度は日本人の離婚についても力を入れ始めました。こちらも今は日本人の離婚を業務視している事務所は多数存在しますが、きちんと サービスを提供している事務所が少なかったので、これも結構ヒットしました。

 

事 務所経営をよい方向に進めるコツ

 しかし、日本人の離婚も新規参入が増えてきたので、今、彼は次の展開を考えております。

  もし、彼が最初の飲食の許認可を中心に動いているときに、しっかりと計画を立ててリサーチをし、方向転換をしなかったら、今日の彼はいなかったと思いま す。

 このように、新しく開業してもアイデアと行動力・決断力があれば、事務所経営はよい方向に進んでいきます。

 

出版がきっかけで名前が売れた

 ある女性行政書士は、主として会社設立の業務を手がけていまし た。その開業日記のようなものをメルマガで連載していたところ、出版会社から声がかかり本を出版することになりました。それがきっかけで、何冊か本を出す ことになりました。本を出すことで名前が売れたのもありましたが、執筆だけではなく本業にも力を入れたので、多くの会社と顧問契約を結ぶこととなりまし た。しかし、もちろんただ名前が売れただけでは、顧問契約のオファーは来ません。彼女は、忙しいながらもしっかりと仕事をこなして、名前だけではなく地道 に信頼も築いてきたので、顧問先から紹介で多くの企業を紹介され、業務の幅が広まってきたのです。

 上記で紹介した2名は、いずれもゼロか らのスタートです。コネもなければお金も潤沢にあったわけではありません。しかし共通しているのは、しっかりとした戦略があったということです。ですか ら、しっかりとした戦略があれば行政書士は十分食べていける資格なのです。

 

行政 書士の資格をとるには

 その行政書士ですが、2006年度の合格率は4%台でした。かなりの難関となっていますので、独学では難しくなっ ております。大体学習期間の目安としては10カ月位で、費用としては20万円前後の予備校が多いようです。受験科目が多いので、学習もしっかりとした計画 を立てる必要があります。学習を始めるときから、開業で成功するための勝負は始っていますので、しっかりと計画を立てましょう。

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