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情熱!確信!そして志
絶対やってやる!という「情熱」。絶対成功する!という「確 信」。こうありたい!という「志」。この三つが大切です。「志」は「思い」とか「ビジョン」と言い換えてもいいです。志がなければただの野心です。
僕は年間に1000人以上の起業家に会います。多くの人は「情熱は誰にも負けません」と言います。でも、「その事業は間違いなく成功しますか?」と聞く と、皆、つまってしまいます。「がんばります」「やりぬきます」とは言いますが、「絶対に成功します」と言えない。「そのつ・も・りです」って答えた気弱 な人もいるぐらいです。(笑)さて、あなたはどうです?自信がありますか?
情熱はあるけれども、確信と言われたら自信がない。でも、そう ですよね。あなたも含めて経営したこともない方や、初めて社長になる方は、自信がなくて当たり前です。でも、その自信のなさは周りに伝わります。あなたに 自信がなければ、周りはあなた以上に不安になります。応援より、思いとどめるお手伝いが必要かもしれませんね。
根拠のない自信
事業の中身がどうのこうのと言う前に「僕(私)がやるから絶対に成功する」と強 く思ってください。自分に対する自信→事業に対する確信→人を動かす。この順番です。ここまで言ってもまだ難しい。あなたもそうかも知れませんが、自分に自 信を持てる人が少ないからです。わかりました。それではもっと言いましょう。あなたの自信に根拠はいりません。根拠のない自信でOKです。どう?これなら 大丈夫でしょ。(^_^)
そう言えば、僕の周りの起業家で控え目なヤツ、謙虚なヤツは少ないです。みな、訳の分からない自信にみなぎって います。「吉田さん、僕は絶対にやりますよ!」なんて何をどうやるのかよくわかりませんが、ヤルやしいです。(笑)できなくっても誰も何も言いません。逃 げ道を作らないで、言い切ってください。「必ず、成功します」根拠のない自信でOKです。
畳の上の平泳ぎ
社長としての自信って、やってみて、うまくいったり、失敗したり、ほめられた り、しかられたり、そこからしか生まれません。社長になる練習で一番いいのは社長になることです。修行だと言ってサラリーマン10年してもサラリーマンの 10年選手ができるだけです。社長はできません。僕の記事を読んでも知識とか技術は学べるかも知れませんが自信がつくかと云えば「NO」です。本を読ん で、セミナーに出て、交流して、自信が付くなら、日本に社長はもっと増えています。あなたに足らないリソースはカネでもヒトでもモノでもありません。自信 です。
畳の上で平泳ぎの練習を何時間しても泳ぎに自信はつきません。「いや、かれこれ、畳の上で1年は練習しましたから、平泳ぎには自信 があるんです」そんなヤツおらんでしょ。(笑)平泳ぎの練習は水の中でするものです。水は飲むは、鼻水が出るは、むせるは、咳き込むは・・・。でも、そこ からしか本当の自信は生まれません。だから、最初は根拠はいらない。根拠のない自信で大丈夫です。それより、自分に自信を持つことからスタートです。
次回は「志」の話です。
コーヒーブレイク
問題意識は出会いを 生みます。東京であるバイオベンチャーの社長と打ち合わせをして、翌日、鹿児島に行く飛行機の中でもらった資料を読みながらあれこれ考えていました。鹿児 島は講演とパネルディスカッションのコーディネーターだったのですが、そのパネルの一人がそのバイオベンチャーにぴったりの人材でした。早速、二人を会わ せることにしました。そのメールのやり取りの中で僕はこう書きました。
「それと、人生これだから面白い。昨日、鹿児島でご一 緒した女性は○○さんといって、○○社長のために神様が紹介して下さったみたいな方です」