起業の心得:Vol.13 受身の練習 その1 ~事業では失敗が法則、だからこそ、受身が大切~

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
柔道は投げ飛ばすスポーツですが、ほとんどの場合、投げ飛ばされます。(笑)失敗が法則なんです。でも、しっかり受身をとれば、大きな怪我はしません。怪我がなければ、次の試合で勝てばいいのです。起業も同じ、一回で成功しません。何回かの失敗の後に成功がきます。

失敗は法則

 失敗は法則です。誰でも失敗します。だから、大きな怪我をしないために「受 身の練習」をしないといけません。あなたも同じです。

柔道は投げ飛ばす競技ですが、柔道部に入った1年生は投げ飛ばされ型「受身」ばかり練 習します。皆、勝ちにいくのですが、ほとんど負けます。投げ飛ばしに行くのですが、ほとんど投げ飛ばされるのです。だから、受身の練習です。

  

 たとえば、100人の柔道の選手がトーナメントしたとしましょう。当たり前ですが、最後に勝ち残るのは1人です。99人は投げ飛ばされ ます。失敗します。でも、その時にしっかり受身をとり、選手生命を奪われるような怪我をしなければ次の試合で勝てばいいのです。チャンスは1回ではありま せん。起業も同じ。失敗を活かして前に進む為には大きな怪我をしないように受身が必要です。あなたは1回のチャンスで成功する自信がありますか?なけれ ば、受身の練習をしましょう。

 

さて、起業での受身とはどういうことでしょう か?

 まずは危機に対する感性です。何を「危険」「あぶない」って感じるかです。同じものを見ても感じ方は人それぞれです。あぶないって 感じる人と、なにも感じない人がいます。臆病になることです。そして、常に最善と最悪を考えること。うまく行った時は喜んでもいいですが、喜ぶのは一瞬に しましょう。うまく行きそうな時に喜んではいけない。まだ、うまく行っていません。一喜一憂しない。「危険に耐える筋肉」の話は前回しました。ここを読んでください。

 

危険信号

  阪神大震災は突然やってきましたが、ビジネスでは前触れなしに、とんでもないことが突然起こることはそんなにないです。前触れがあります。予兆っていう か、危険のサインが出ます。それを見逃さない感性です。「あ、やばい」って思えば誰でもなんらかの対応をします。まずは危機を感知する感性。次はその前触 れにどう対応するかです。

 

失敗は失敗を呼ぶ

 失敗は失敗を呼ぶ と言いますが、それは初動対応が悪いからです。思わぬ出来事に慌ててしまいます。大したことではないのにアタフタして、判断を誤ります。よく考えないで行 動します。それが、傷を深くするわけです。どんどん悪い方に物語は展開していきます。途中で対応の失敗に気付きますが、手遅れです。過去に手を打つことは できません。応急処置が続いて、最悪の結果で終わりです。

 

失敗の準備をしておく

  では、どうしたらいいか?簡単です。前もって準備しておけばいいのです。想像力をたくましくして、考えられる危機に対して事前に対応策を準備しておく。そ うすればほとんどのことは「予測の範囲内」ということになります。「亀の甲より年の功」って言いますが、きっと、この功は想定と事前準備のことだと思いま す。経験の豊かな人はたくさん失敗しているし、たくさん失敗を見ています。そして、その対応もしてきました。うまくいった時もあったでしょうし、だめだっ た時も・・・。これが功=ノウハウです。

 受身の練習その1は危機の感性を磨いておく。危機リストを作って対応を準備しておく→前触れを見 逃さない→適切に初動対応する。

 

コーヒーブレイク

 ダヴィン チ・コードが話題ですが、キリストは人か神か?結婚していたのか?子供がいたのか・・・?謎は深まるばかりですね。

マリアが処女懐胎する5 世紀ほど前にシャカはネパールのルンビニーで父スッドーダナ、母、マーヤーから生まれた。母マーヤーはシャカを生んで7日目で死にます。シャカはマーヤー の妹マハー・パジャーパティーに育てらます。16歳でヤショーダラーと結婚してラーフラという男の子を授かります。29歳で家を出て城を去り流浪の旅に出 ます。そして、35歳の時、ブダガヤの菩提樹の下で開悟。シャカは6年の漂泊時代に聖と俗の間を彷徨い、少しずつ成熟し俗人シャカが覚者ブッダになりまし た。その時、覚者ブッダが誕生したのです。

 

参考文献 仏教とは何か 山折哲雄著

 

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