ケータイから始まるメディア起業の可能性 Vol.1 ケータイ分野でも起業に必要なのは大局観

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
ケータイで起業す るにしても、ITのどの分野で起業するにしても、まず最初に持つべきものは、大局観だ。

大局観とは

 大局観とは、高いところに立って下界を見渡すことだ。しかし、必ずしもその道の専門家レベルの見識が必要なわけではない。現代は、近代以前に比べ ると神様のような知恵を持った人間たちであふれているという。神様の神様たるゆえんは、「人よりも知っている」というところにある。現代は、圧倒的な情報 の渦に入れば誰でも神様レベルの知恵を得られる時代だ。とはいっても、何よりも情報が大切というのは、起業を志す人ならみんな知っていることだろう。

  しかし、いったいどれだけの人が大局観を得るための具体的な情報収集をしているだろう?ケータイ起業のアイデアといっても、この情報の集め方しだいでどうに でもなってしまう。成功することも、何もできないままチャンスを逃すことも、まずは情報しだいだ。

 

ケータイ起業をするにも、政治経済のトレンドを知るのは必須

 さて、「ケータイで起業をするから」といって、マクロな政治経済の動きを知らないでいいわけがない。ケータイで起業するにしても、以下のトレンド は必ず知っておいたほうがいい。

 ○ 規制緩和、自由競争の促進

 ○ 民営化

 ○ デフレ傾向とコスト削減

 ○ 覇権国・アメリカの動向

 一つひとつ説明すると長くなるので、コツというか、情報の集め方だけ述べておきたい。規制緩和や自由競争政策については、官公庁のホームページを 手当たりしだいに読めば、その概要はつかめるといっていい。わからない専門用語は調べる。規制が緩和されて自由競争が推奨されるということは、裏を返せばそ の市場は老朽化し競争に弱い体質だということになる。

 起業家にとってこれほどチャンスの分野は他にない。ただ、官公庁の情報だけでは、遅 きに失していることも多いから得意分野の情報源をあさるのがよい。民営化については、大きなトレンドとして理解しておいたほうがいい。マスコミの言う情報 はあてにならないこともある。民営化論者の意見は、目を通しておくべきだ。いま、政府はどんどん小さくなり、民営化できるところは民営化される流れだ。 NHK民営化議論くらいで驚いてはいけない。デフレ傾向とコスト削減については、内容が広範すぎるが、一つだけ重要なことを知っておいたほうがいい。

  いまは史上最長の好景気だが、これはインフレ好景気ではなくデフレ基調の好景気だということだ。物の値段はまだまだ下がり続ける。中国やインドの労働市場 が開放され、世界的に人件費が低下しているからだ。そして、現在覇権国・アメリカを知るものは、必ず得をする。世界の情勢を客観的に見る限り、「覇権」は アメリカのもとにある。

 覇権国は、もっとも利益を上げる可能性が高い。アメリカが利益を上げている仕組みを知れば、世界の経済状況が見え る。GDP世界第2位の日本も、その影響を直接受けている。ケータイ業界だって、アメリカの影響を受けているのだから。

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