今回は、株式会社イクリプスの日野水穂社長をご紹介します。
学生の時から起業していた女性では珍しいのですが、その頃から日野さんのデザイン力は人気だったのです。明るくて、前向きで、一緒にいると楽しくなる友人の一人ですが、発想はやはり芸術家?いつも斬新な意見をもらえて刺激的です。
日野社長にインタビュー
<川崎>イクリプスの業務内容を教えてください。
<日野社長>イクリプスはデザインのプロフェッショナル集団です。
デザインといっても、事業戦略に食い込んで提案することもあり、提案力と確かな表現力を持った集団でありたいと思っていますし、WEBデザイン黎明期から何百もサイトを立ち上げてきているので、自社のWEB媒体での表現力にはちょっとだけ自信があります。
主に、WEBデザインが6割くらい。ほか、事業や店舗や起業のブランディングに関わります。必要であればインテリアデザインなども含めて、トータルにデザインをしています。
<川崎>学生社長ということで、初期に失敗などありましたか?
<日野社長>失敗の連続でした!
社会経験がないので、名刺の渡し方や会議での席順なども知らず、見よう見まねで習得してきました。見積書や請求書の書き方は、お客様から教えていただいたほどです。
起業してしばらくすると、卒業制作の時期とかぶりました。美大なので、卒業資格を得るために、作品を作るんです。卒業制作単体でも”うつ”になる人がでる くらいハードなのですが、私の場合、仕事と重なって、ほとんど寝れないほど忙しい日々を送りました。今となっては苦しいときこそ、人は工夫するんだなぁと 思いますが、当時は、自分にしかできないこと、自分でなくてもできること、というのを真剣に考えて、人に仕事を振ることを覚えました。卒業してからの 起 業でもよかったのでしょうが、機会は時を選びませんね。。。
<川崎>「お客さまは日野ファン」と噂です。経営と実際の業務の割合は?
<日野社長>ファンと言っていただけるのは、とてもありがたいことです。
私は、スタッフに「あなたには、お客様で”ファン”になってくれる人が何人いますか?」
ということをよく聞きます。
今は、スタッフもしっかりしていますので、ほとんどのプロジェクトは任せています。ただ、新しい試みはやはり私が先頭にたって、プロジェクトを進行した り、アイデアを出し合うようなブレスト会議には、アイデアマンの一人としてよく同席します。けっこう面白いアイデアを思いつくんです。私の特技ですね (^^)。
また、昨年からは、日本WEBデザイナーズ協会の会長に就任させていただきましたので、こういった公の仕事も増えています。
社長業:4割
プロデュース業:3割
会長業:2割
その他:1割
といったところでしょうか。
<川崎>どのような人材が欲しいですか?
<日野社長>素直な人が一番いいですね。
ちょっとした技術は、弊社に居ればすぐに身につきます。でも、素直でない人の場合、人の揚げ足をとったり、注意やアドバイスを素直に聞けなくて伸び悩んだ りしますね。今、ちょうど人材急募中です。WEBデザイナー、WEBディレクターはもちろん、自社媒体の企画をしているので、そのアートディレクターも募 集中です。
<川崎>イクリプスの未来予想図は?
<日野社長>我々の社是は、”想像力と創造力をもって、新たな価値を生み出す集団”です。そこで、私たちの企画力や表現力、また私のキャリアなどを生かして、自社媒体の開発に取り掛かっています。中身はまだ秘密ですが、”新たな価値を生み出す”媒体を作ろうと思います。