企業のモバイルWEBの活用意欲はますます高まっている。
しかし、その反面で「いったいどう使ってよいのかわから ない」 という声は、実は少なくない。
活用例をリストアップしてみると、非常に多用な利用方法があることがわかる。
さらに それら活用方法を「どのようなビジネスモデルか?」という視点から
- モ バイル事業
- 顧客との対話窓口
- セールスプロモーション
- 既存サービス の付加価値
- その他
という、5つのカテゴリーに分けられる。
■モバイル 事業
モバイルのサイトそのものが収入を生むケース。
コンテンツプロバイダーやモバイル通販事業などがこれにあてはまる。
「モバイ ル新規事業」として、このスタイルを目指す企業は多いが、初期投資が大きくなるため
参入リスクも大きい。
モバイル事業 | ●モバイル通販(物販) | チャネル・購買機会の拡大 |
●モバイルコンテンツ販売 | デジタルコンテンツの販売 | |
●サービス販売 | チャネル・購買機会の拡大 | |
●メディア広告事業 | 広告収入 |
■顧客との対話窓口
顧客との対話にモバイルを活用するケース。既存ビジネスの活性化により投資 回収を図る。
モバイルがPCのWEBと比較して非常にすぐれている点のひとつに「レスポンスの高さ」がある。
(一方的な情報提供ツールと してではなく、)顧客との対話のシカケとしてモバイルを利用する。
初期投資額が少なく始められ、しかも驚くほどの反応が見込める。
モバイ ル活用のフィジビリティスタディとして、ぜひおススメしたい活用方法である。
顧客との対話窓口 | ●Web会報 | マインドシェアの獲得 |
●ダイレクトメッセージング | 高い開封率/ 即時性 | |
●顧客対話型R&Dセンター | 顧客をビジネス開発に巻き込む | |
●コールセンター | チャネルの拡大・顧客の利便性拡大 | |
●CS測定(アンケート)ツール | 調査機会の拡大 |
■セールスプロモーション
SPツールとしてモバイルを活用するケース。既存ビジネスの販売活性 化により投資回収を図る。
基本的には一方的な情報提供ツールとしての利用方法。
モバイルのメールを活用することで開封率を上げ、即時アク ション誘導が期待できる。
またデジタルノベルティは、「製作コストが量によらない」「デリバリーコストがかからない」ので
大量配布すると きに利用価値が高い。
セールスプロモーション | ●モバイルメールDM | 高い開封率/ 通信コストの削減 |
●デジタルノベルティ提供 | デリバリーコストの削減 | |
●デジタルクーポン提供 | 携帯性 |
■既存サービスの付加価値
既存商品の付加価値としてモバイルを活用するケース。主に顧客の満足 度アップ施策。
「いつでも誰もが携帯しているWEB端末」という特性を活かし、顧客利便性を高める。
写真撮影による商品検索、動画を使っ た商品取扱い説明など、モバイルならではの使い方は
いろいろ考えられる。
既存サービスの付加価値 | ●予約・申し込みチャネル | チャネルの拡大・顧客の利便性拡大 |
●商品/サービス検索 | 携帯性 | |
●商品/サービス説明書 | 携帯性/ QRコードや動画利用 | |
●他メディアへの接触促進 | 携帯性 |
■その他
フェリカ(おサイフ)対応端末を活用するケースなど。
現状では、コンビニエン スストアやファーストフードなど、大きなチェーン店などでの導入ばかりだが
さまざまな販促施策を行っている企業での導入メリットは大きい。
その他 | ●決済手段(おサイフケータイ) | 顧客の利便性アップ |
●ポイント/クーポン | SPコストの削減 |
あなたのビジネスで、モバイルはどう活用できそうだろう?
イメージがついただろ うか?