最近、我が家の子どもたちの間で宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」の歌が流行っています。
映画自体も好調なようですね。そんな歌を聴きながら、ふと、昔話題になったある生き物を思い出してしまいました。
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急に流行って、その後忘れてしまっているもの
『ウーパールーパー』またの名をアホ ロートルとも呼ばれているとぼけた顔のピンク色の生物を覚えているでしょうか。メキシコのあたりに生息している両生類の一種のようですが、日本では確か 1985年頃に大ブレイクした生き物です。しかし、その後はほとんど見聞きすることがなくなってしまったように思います。
急激に 有名になると、忘れ去られるのも早いという一つの例かもしれませんが、ちょっと見方を変えると、形を変えて日本文化に定着したと言うこともできるかもしれ ません。
同類同士?
最近のこと で思い出してみると、六本木ヒルズのキャラクターで、日本のオタク文化を世界に広げたことでも有名な村上隆さんがデザインした『66星人』というキャラク ターがいるのですが、どうもウーパールーパーに似ているような気がしてなりません。そのほかにもキャラクターとして、あのとぼけ顔がいろいろなところに息 づいているような気がします。
村上さんの作品は海外のオークションで数千万円の値が付いていることでも有名ですので、大ブレイク するものには何かそれなりの理由や共通点があるのかもしれません。
あなたの会社にも以前にブレイクしたものがありませんか
モノを作っている会社で あれば倉庫の奥の方でひっそりとあなたの会社の『ウーパールーパー』が眠っていたりしませんか。ホコリと一緒に眠っているうちはまったくお金を生み出しま せんが、以前大ブレイクしたような商品には、何か現在の経営に役立つヒンが隠されているかもしれません。
場合によっては、オーク ションサイトに出品してみただけで希少価値や懐かしさから高値が付く可能性すらありますし、ブレイクした理由がきちんと分析できているのであれば、リメイ クして新しいキャラクター商品として売り出すことも可能かもしれません。
会社の資産
会社の資産はすべて「お金」が形を変えているものです。例えば、在庫 は販売すればお金を生みます。売掛金や未収入金、貸付金などの債権は回収すればお金に変わります。機械や車両などはきちんと事業に使うことで少しずつお金 に変わっていきます。
最近の原材料高で、今までゴミに捨てていた作業くずすら高く売れる場合もあります。あなたの会社の資産をきちんと棚卸ししてみると、以前は気づくことができ なかったお宝が転がっているかもしれません。
物価高で不況の気配が漂い始めた厳しい経済環境にある今だからこそ、有形、無形にかかわらず、あなたの会社の資産に会計上のメスをいれる時なのかもしれま せん。
資産は使ってこそお金になるのです。
コメント
損益計算書は読めても貸借対照表はさっぱりわからないという経営者 も多いと思います。しかし、会計面から光を当てただけで、単なる紙切れが一瞬にしてお金に変わることもあり得ます。ぜひあなたの会社のお宝を探し当ててみ てください。