やってはいけない、企業ブログの7つの間違い

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 西尾 英樹

「法人向けのビジネスでもブログはやったほうがいいの?」
「SEOにブログがいいと言われて始めたけど、効果が感じられない…」
こんなお悩みは無いでしょうか?

今回は、「法人向けにビジネスを行う場合に、どのようにブログを活用していけばよいか」の、基礎知識をお伝えしていきます。ここが理解できていないと、どんなにテクニックを学んでも効果が出ませんので、ご注意ください。

私は、商品価格を3倍上げても成約率を上げる、商品を変えずに「魅せ方」を変えるだけでヒット商品を送り出す“ビジネスデザイン”の専門家として、商品価値の言語化・単価アップ・WEBサイト制作等のマーケティング支援を行っています。

その中で、ブログ企画についての相談を受けることが多くなってきました。しかし多くの場合、企業向けのブログと、個人向けのブログの使い分けが分かっておらず、法人向けサービスなのに個人消費者向けのブログと同じ手法で頑張っているといった、もったいない事例をたくさん見てきました。

今回は個人向けとは違う、法人向けにビジネスを展開している方向けに法人向けの企業ブログを書く際の注意点についてお話しします。

1ザイアンス効果は狙わない

個人向けビジネスでブログを使う重要な目的の一つに、「ザイアンス効果(単純接触効果)」があります。ザイアンス効果とは、マーケティング視点で言うと「売り手が見込み客に対して定期的に情報を発信することで、見込み客に売り手に対して親近感を感じてもらい、また覚えていてもらうことで購買に繋げていく」効果を指します。

この効果を狙わなくていい理由は2つです。

  1. ザイアンス効果はFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSを活用したほうが効果的
  2. 企業担当者は個人的な興味ではなく、「会社が抱える目の前の課題解決」をするために情報を探している

企業が情報を探す目的は「顕在化している目の前の問題解決」であることが大半です。つまり、企業担当者は、自社の問題を解決してくれるベストな企業を探しています。

そのため、企業向けのブログの場合は、Google検索などから自社サイトに来てもらうための「SEO」としてブログを書いていく方がより高い効果に繋がります。

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2アメブロ等の他社のブログサービスは使わない

「ブログを書く」というとアメブロのような他社のブログサービスを連想する人も多いと思います。確かにBtoCの個人向けビジネスを行う方には有効な手段ですが、BtoBの法人向けビジネスを行う場合は、自社サイトのブログを活用したほうが良いでしょう。

理由は、上記1で記載した、目的の違いにあります。

アメブロはザイアンス効果を狙うもの、自社ブログはSEOに活用するもの、と使い分けると分かりやすいかもしれません。

アメブロが法人向けビジネスのブログに合わない理由は以下の通りです。

  1. SEOをする上で、順位が上がりにくい
  2. 見込み客である企業担当者が、問題解決するためにアメブロで情報を探すことが少ない
  3. アメブロでSEOをしても、そこからさらに自社サイトに誘導させる必要がある
  4. 広告等が入ってしまうと、見込み客が他サイトに流れてしまう
  5. 趣味に見えてしまうと、信用信頼を作りにくい

あなたが個人事業主か法人かではなく、商品の提供先が一般消費者か、法人か、でブログは使い分けを行うようにしてみると良いでしょう。

3書きたいことを書かない

SEOのためにブログを書く際に重要になるのは「上位表示されること」です。ブログを100本書いても、全てのブログがSEOでヒットしない(Google検索をしても20位以下)であれば、ブログを書いた労力が全て無駄になってしまいます。

そのため、

「どうしたら、自分の書いたブログの順位が上がるか?」

「どんなブログ記事なら上位表示されそうか?」

を念頭に置いて、記事のテーマを考えていく必要があります。

あなたが書きたいことではなく、上位表示されそうなことを書く、というのが企業ブログの鉄則です。

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4「文字数は3000文字」はウソ

よく、

「ブログは1万文字以上書かないと効果が出ないって本当ですか?」

「今は3000文字がいいと言われたので、3000文字で書いています」

などと言われることがありますが、残念ながらどちらも不正解です。

 

文字数よりも大切なのは、

  • ページ滞在時間(そのページに閲覧者が何分何秒滞在したか)
  • 既読率(ページの下までスクロールして読んでくれているか)

などのお客様にとっての読みやすさや、必要なコンテンツが書かれているかです。

文字数ばかりを考えて、起承転結がおかしくなっていたり、書き手が書きたいコンテンツを書いたりしていたら、いくら記事を投稿しても、狙っている効果は得られません。

5他者研究を怠ってはいけない

あなたのライバルはどんな記事を書いていますか?

そして、どこが読まれているポイントか分析していますか?

ここにYESと答えられないと、読まれるコンテンツを描くのは難しいかもしれません。もちろん、真似をしてしまってはいけませんが、成功している人の成功しているポイントを知ることは、ビジネスを成功させる上で重要なことです。

読まれているブログの読まれている秘訣や、どんなノウハウを語っているかをチェックし、自分なりに同じコンテンツを書いていく、ということをぜひやってみてください。

そうすればネタに困ることも無くなります。

6大物狙いはしない

ブログ記事を書く際に重要なのは、「見込み客がどんな検索キーワードで情報を探しているか?」から逆算して、読まれそうなブログタイトルを決めていくことです。決して、書きたいタイトルで決めてはいけません。あくまでも、マーケティングは顧客視点でなければ成果が出ませんので注意してください。

 

ただし、起業支援をしているからといって、ブログタイトルを「起業」としても、効果は出ません。なぜなら、検索キーワードが多すぎて、競合のサイトが多すぎるからです。このようなキーワードを狙っても、上位に表示されることは非常に難しく、サイトを閲覧される可能性は極めて低くなります。

そのため、まずは月間検索数が小さいキーワードを使ってブログを書いていくと良いでしょう。例えば「起業 不安解消」「起業 始め方」などの2個か3個の単語を組み合わせたようなキーワードを意識していくだけで読まれる可能性は高くなります。

7専門用語を並べない

先ほども記載しましたが、企業ブログにおいて重要な指標は、

  • ページ滞在時間(そのページに閲覧者が何分何秒滞在したか)
  • 既読率(ページの下までスクロールして読んでくれているか)

などのお客様にとっての読みやすさや、必要なコンテンツが書かれているかです。だからこそ、文章表現はできる限り易しく、わかりやすくするべきです。

中学生でも理解できるように、義務教育で習っていない用語は使わないようにして、業界知識がない素人の方でも理解できるようにしましょう。そうしなければ、書いたつもり、伝えたつもりでも、伝わっていないということが起こります。せっかく読んでもらっても、伝わらなければ価値がないわけですから、しっかりと相手の目線、知識レベルに合わせて文章を書いていくことを心掛けてください。

二流は、難しいことを難しく書く

一流は、難しいことを分かりやすく書く

私もまだまだ勉強途中ではありますが、ぜひ一流の専門家を目指して日々の情報発信でわかりやすさを意識していきましょう。

 

企業向けブログは、「ちゃんとやっているつもり」で間違った対応をしていしまっていて、

頑張って行動しているにも関わらず成果が出ていないことが多いです。だからこそ、時間や労力を浪費しないためにも、今日お伝えしたことを踏まえて実践に移していってください。

 

そして、不明な点がありましたら遠慮なくご相談ください。

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 西尾 英樹(にしお ひでき) /価格を上げても売れる!単価UP・Webマーケティング・提案営業の専門家【株式会社プレジャーデサイン】

商品価格を3倍上げても成約率を上げる!商品を変えずに「魅せ方」を変えるだけでヒット商品を送り出す“ビジネスデザイン”の専門家。著書『マンガ 見せるだけで売れる!最強営業術』はAmazon1位を獲得。

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ドリームゲートアドバイザー 西尾 英樹(にしお ひでき)

 

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