初めまして。私は今年からドリームゲートのアドバイザーになった有田三千子と申します。
私がなぜアドバイザーになったか?
それは私が経営者として経験してきた、たくさんの辛さや悩み、そしてその先にみえるやりがいを女性のみなさんに伝えたかったからです。
なぜ女性限定なのか?それは私の偏見かもしれませんが、女性はいろんな顔を持ちながら経営を続けないといけません。性差医療という言葉があるように性差経営、という言葉があってもいいと思っています。
私は不動産業と建設業を営んでいます。もともとは建設業だけでしたが建設に携わっていると建物をとても愛おしく思ってきます。
そうなると建設業だけでなく不動産業も手掛けるともっともっと建物と関われると思い、宅地建物取引士の免許をとりました。
しかし、建設業も不動産業もまだまだ男社会です。
その中で何度も悔しい思い、歯がゆい思いをしてきました。
ですが、建物に対する思いは消えることはありませんでした。
それはなぜか?
建物はそこを使う人の思いが込められていること、そしてその人の世界観・価値観を表現できるところだとわかったからです。
そんな風に考えている私が今日は、これからの時代における『女性と起業』について書かせていただきます。
- 目次 -
いまは「店舗をもつ」準備のチャンス
起業にはたくさんの種類があります。インターネットで販売するサイトを持つことも立派な起業です。
しかし私はやはり店舗を構えて起業することをオススメします。
それはなぜか?
お店を自分でオープンすることで自分の価値観や世界観がどんどん見えてきます。
特にお店を作っていく段階で今まで気づかなかった自分の思考・嗜好がわかってきます。
そしてお店がオープンし、自分の世界観で提供したモノ、コトがお客さんに受け入れられ、『ありがとう』と言われた時の喜びは何事にも代えがたいです。
例えば、女性が家で母親業をしていると、子供たちに指導をする立場なので、善悪の判断や価値観、道徳観が自分基準になりがちです。そして子供たちにそれを押し付けがちになります。
お店を持ってお客さんと接することでいろんな価値観があることに気づきます。
もちろん、良いことばかりではありません。辛いこともしんどいこともたくさんあります。
自分がしんどい場面に直面してようやく、子供の悩んでいる心に寄り添え、また、自分が悩みを乗り越えたときにそれが成長につながるのだ、ということを子供に本気で伝えることができます。
本気で仕事に向き合う姿はきっと子供に伝わります。
今はコロナの影響でお店を持って起業するなんてムリ!と思っている方も多いでしょう。
でも、実際、お店を持ちたい!と思ってから持てるまでには少なくても半年はかかります。
そう考えると今はしっかり自分のお店の構想、計画を考える良い時間(チャンス)なのです。
「新しい生活様式」をチャンスに変える
カフェなどの飲食店は今はとてもしんどい時期です。
でもそれを乗り越えようと、いろんなお店がいろんな工夫を始めています。
たとえば
出典:朝日新聞「すし店カウンター、仕切り板で安心? 飲食店向けに発売」より
このような衝立(ついたて)を置くだけで飛沫感染予防になります。コロナじゃなくても衛生的でいいですよね。
今後、おしゃれな衝立や間仕切り商品がたくさん出てくると思います。
インテリアの一部となるのではないでしょうか。
出典:GIGAZINE「京都大学の中央食堂にある「ぼっち席」がどういうものか、実際に食事して確かめてみた」より
また、京都大学のこの席はコロナ以前から人気の席です。通称『ぼっち席』というそうで
一人で食べたい人には最適だそう。ほどよく抜け感があり閉塞感なく食べれるとのこと。
女性は特に食べている口元を周囲に見られたくない、という人も多く、ここだと視線を気にせず食べられるそうです。
出典:日本経済新聞「ファミレス「おひとり席」拡充 ついたてなど視線配慮」より
また、すかいらーくのお一人様席もコロナ以前から人気があるそう。
こういったスタイルはコロナに関わらず取り入れることが大切かもしれません。
今後コロナが収束に向かってもこのソーシャルディスタンスの大切さ、テイクアウトの重要さは変わらないと思います。『新しい生活様式』の始まりです。
世の中の価値観はコロナの影響後、崩壊していると言えます。
だけど崩壊した価値観は新しいことをする人間にとってはチャンスです。
今なら世の中も新しいことを受け入れる体制が取れているはずですから。
「コロナ後も変わらないもの」をチャンスに起業する
だけど、その中に大切なことが一つだけあります。価値観が崩壊しても変わらないもの。
それは・・・
自分が提供する商品、サービスで『伝えたい!自分がいいと思うこと、自分が悩んでいて解決できたこと、自分が悩んでいたときに前を向けたこと、私に出会うことで人々に笑って欲しい!』と思う心です。
たとえコロナが収束しても、いったん起業するとどんな困難が待ち受けているかわかりません。
それを乗り越えるのは『伝えたい!』という気持ちなのです。
それは店舗を持つ持たないにかかわらず大切なこと。
利益はもちろん大切です。商売ですから。だけどあなたの商品・サービスが利益を生むのは、それがお客様の悩みを解決するから。
だから『伝えたい!』という思いは絶対忘れないでください。
あなたが今までの人生で経験したこと、やってきたことは決して当たり前のことではありません。
今、悩んでいる人に届けてあげてください。
変わっていく価値観の中で変わらないあなたの強い思いを届けられる。
起業ってステキだと思いませんか?
何から始めたらいいかわからない、お店を探したい、事業計画の作り方がわからない、
明確な将来像を作りたい・・・などご相談を承ります。
いつでもご連絡ください。
執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 有田 三千子(ありた みちこ) /株式会社三住建設
店舗を持ちたい女性の応援を主に、事業計画、物件探し、リフォーム相談、資金調達などをワンストップでサポート。やさしい語り口で心強いサポーターになるでしょう。
この著者の記事を見る
- 2020年11月4日 30秒で商談相手の心をつかむ「エレベータートーク」で商品を売る
- 2020年9月15日 SNSが苦手な人のためのアナログ集客術
- 2020年5月26日 アフターコロナ、女性の起業で大切な3つのチャンス