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ほぼ手作業のWebショップ運営を省力化したい……
カーナビ、カーオーディオ、ETCのWebショップを運営するマコト電機株式会社。約1年半前に、マコト電機でコンサルティングをされていた近藤氏から紹介されて、同社の専務取締役・伊達淳さんより、サイトをリニューアルしたいという相談を受けました。聞けば、「商品は掲載されているものの、Webショップらしい機能はメールの自動返信などごくわずか。一連の事務作業を手作業に頼らざるを得ない状態であり、今後ネット販売を拡大していくためには、わかりやすいサイトデザインと省力化が不可欠だと考えている」と言います。
当時のサイトは、デザインも機能も、ネットショップとしては充実していない事が一目でわかるものでした。注文を受けた後の決済や発送手続きもほぼ手作業。これでは注文が増えるほど手間ばかりかかってしまうのは当然です。何度も打ち合わせを重ね、不明点、疑問点は一つひとつていねいに説明していきました。そのプロセスが信頼感を醸成したのでしょう、正式にリニューアルの提案をすることになりました。
オープンソースのシステムを活用し、最適化を目指した
技術的には「EC-CUBE」というオープンソースのWebショップ向けコンテンツマネージメントシステムを使ってカスタマイズ。デザイン性にも優れており、宅配便の送り状発行も簡単に行えます。大変だったのは新サイトへの商品登録作業です。約600の商品を掲載したのですが、これはマコト電機さんの社員が就業時間後に総出で入力作業。同社のWebショップ成功にかける意気込みを感じることができ、私も頑張らねばと気合が入りました。
また、リニューアル作業の過程で、EC-CUBEと宅配便の送り状発行システムを連動させるための検証に時間がかかったり、カットオーバー後、しばらくの間、文字表示の不具合やサーバーの動きが遅かったりするトラブルが発生。そんな時もお互いですぐに連絡を取り合い、スピーディにトラブル処理ができたので、顧客クレームにつながるような事態には至りませんでした。
EC-CUBEは株式会社ロックオンの商標です
リニューアル1年後に売り上げが2倍以上に拡大!
リニューアル後すぐに受注量が増えました。Webサイトのデザイン性とユーザビリティが格段にアップしたことで、お客さまが注文しやすくなったのです。また、ターゲットユーザーから多くアクセスしてもらえるようSEO対策にも注力しました。かつては多くても二桁受注がたまにあるかないかという状態でしたが、最近はその倍を越える注文が入る日がよくあるとの事です。
「本当に、受発注から発送までの流れを自動化しておいて良かった。リニューアルして1年経ちましたが、“ヘノブファクトリー”の谷脇しのぶさんとは、改めて保守契約を締結。今でもお付き合いが続いています。毎月レポートでの報告を受けながら、さらに受注を増やす方策を一緒に考えてもらっているんです。」と、感謝の言葉をもらっています。