下請け脱出を目指し、新規事業を開始!/ソフトウェア開発

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

下請けの受託開発のままでは、規模拡大が望めない……

システム開発の現場イメージ2006年に、角田浩さんが脱サラ独立して設立した、プライムアーキテクト株式会社。スタート当初から、金融系の大規模システムの開発を中心とした受託開発を展開していましたが、やはり大企業の下請け的な仕事が中心です。売り上げは安定しているのですが、このままではこれ以上の規模拡大はなかなか難しい。また、今後、この安定経営が続くとは限らないということもあり、角田さんから「下請け的な事業内容から、顧客と直接取引できるような新しい事業を展開していきたい」という相談を受けました。
問題点は大きくふたつ。1:顧客と直接取引するためのコアとなる商品、戦略を持っていない。2:下請け的な事業が中心のため、顧客が求めるニーズをうまく把握できていない。そこでくわしく角田さんにヒアリングしてみると、さまざまなIT情報に興味があり、情報をたえず収集している。また、クラウドに興味があり、色々と知識を持ちあわせていることがわかりました。
 

狙いは、クラウドサービス&スマートフォン用アプリ!

スマートフォン イメージそこで、以下のような提案をすることに。1:「顧客が求めるニーズにマッチするサービスを展開する」。クラウドサービスという言葉を、最近、新聞などでよく見かけるが、具体的にどのように活用すべきかわからない、どこにメリットがあるのか分からないという企業は多い。そういったニーズに対するコンサルティングを事業としていく。2:「コア商品に対する解決策」。大規模システム、ソフトを受託開発するにはコスト面のリスクが大きくなるため、スモールスタートできるよう小規模ソフトウェアを自社で開発し、コア商品として売りだしてく。また、昨今、拡大しつつあるiPhoneやAndroidなど、スマートフォン開発分野の研究、クラウドサービスと組み合わせた新商品の開発も提案しました。
顧客の生の声、システムに関するどのような要望があるかを感じ取ってもらうため、実際にシステムを構築したいという企業を紹介し、クラウドサービスについてのプレゼンテーションを行ってもらいました。さらには、スマートフォンのアプリ開発の受託開発などの具体的事例を紹介し、参考にしてもらうなど、主に、メールでのやり取りやランチミーティングなどで、アドバイスを続けました。
 

顧客からの問い合わせも増加し、念願の新規事業が本格稼働!

まだまだ成功といえるまでには至っていませんが、クラウドサービスやスマートフォン開発の相談・商談が頻繁に届くようになり、同社の新規事業として徐々に立ち上がりつつあるようです。現在も角田さんは、クラウドに関するコンサルティングに磨きをかけるための情報収集と、スマートフォンアプリの商品開発に注力しています。
「村井さんに相談することで、幅広い業界の情報、企業が求めている生の声、当社として実現可能な事業アイデアなどなど、目からうろこの提案をたくさんいただくことができました。そのおかげで、やっと念願の下請け脱出、顧客と直接取引できる自社商品開発の道筋が見えてきました。これからもよろしく頼みます」と、角田さんからお礼の言葉をちょうだいしています。
 

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