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ネットから新規客を獲得したいが、未経験でノウハウがない…
相談者の重松社長は、土木・建設業を営んでいる会社の社長様で、JASDAQ上場企業「ACKグループ」の子会社であるアサノ建工と大成基礎設計が合併し、新会社「株式会社アサノ大成基礎エンジニアリング」という会社になり、そこの代表を務めている方です。
今回は、その新会社のホームページを制作し、民間からの新規顧客を開拓したいというご依頼を頂きました。じっくり話しを聞くと、今までネットを活用した見込み客の開拓は行ったことがないため、ネット集客に関する知識やノウハウが社内にないようでした。
しかし、これからの時代は土木・建設業といえども、ネット集客が重要になると重松社長は感じているようで、特に民間企業向けソリューションを明確に打ち出すことがまずは第一と考えられているようでした。
WordPressというツールを導入し、自社で4サイトを運営。社内でSEO対策ができるような仕組みを提案
WordPressというツールを活用し、自社でSEO対策しながら広告宣伝費なしで集客できる仕組みを構築する戦略企画ドットコムの独自集客ノウハウ「セルフSEO・無料集客法」の活用を勧め、アサノ大成基礎エンジニアリングで注力するソリューション毎にWordPressで構築したブログサイトを運営することを提案しました。
SEOの王道施策ともいえますが、ブログサイトがGoogleなどの検索エンジンより無料でアクセスを集めてくれます。そうして集まってきたユーザーからサービスのお問合せに繋がるような導線も重視してサイトを構築しました。
導入したWordPressは、全部で4サイト。内訳は、ブログサイトが2つ(①井戸端会議、②教えて!耐震ラボ)、ランディングページ用に1つ(自家水道システム)、ブログ機能付きホームページ1つ(紫外線殺菌研究所)の計4サイトです。この他に通常のhtmlで会社全体のホームページ作成も行いました。
サイト公開から8カ月、お問い合わせ70件超え、数千万円の受注を実現!
3つのブログ(①井戸端会議、②教えて!耐震ラボ、③紫外線殺菌ブログ)を会社として運営することになりますが、このブログ記事アップを習慣化させるのが大変でした。
ただ書けばよいというものでもないので、ブログ記事を1記事づつ、しっかりとSEO対策を意識したキーワード選びやストーリーの構成などを徹底し、最初は細かく打合せしながら進めました。また、記事作成担当者とWordPressへ記事をアップしSEOの設定をする担当者を別々にするなど、役割分担と納期を細かく決め、組織的にブログを運営する体制構築にも注力しました。
その結果、サイト公開から8か月になりますが、2012年7月現在でGoogleページランク4、Googleインデックス数は2,000以上というサイトとなり、お問合せ件数も70件を超えています。なかには、数千万円の自家水道システムをホームページ経由で新規受注したという報告も受けています。短期間でこれだけの成果が出たことは、うれしい限りです。
現在は少しずつですが、さらにブログを量産できる体制ができつつあります。この体制が構築できると、SEOがさらに強化され、他社の追従を許さない、強固なネット集客の仕組みを構築できるようになります。
ネット集客の仕組み作りは、まだまだ道半ばです。毎月1回は、アサノ大成基礎エンジニアリング社を訪問して、ネット集客に関するPDCAサイクルを回すようにしています。
まだまだ、伸ばせる余地がありますので、今後の展開が非常に楽しみです。特にFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアとWordPressブログの連携を強化させ、アクセス数の更なるアップ、それに伴うサービスのお問合せ件数アップを狙っていこうと計画しています。
最後に、相談者であるアサノ大成基礎エンジニアリング・重松社長より、以下のお言葉を頂いていますので、それを紹介したいと思います。
「新しいホームページを制作後、電話やHPのフォームによる問い合わせが大幅に増えました。その内、早くも東証1部上場の製造工場から受注を獲得することが出来ました。お客様からは、水道料金の削減と災害時の非常用水源確保という2つの目的を同時に実現できることに大変ご満足頂いております。」