出張から久しぶりに自宅に帰ったら、和田裕美さんから本が届いていました。「お元気ですか?あれから、あのまんま、ご無沙汰してしまっていてすみません。」こんな自筆のお手紙も一緒でした。
和田さんとは、とある出版関係の会合?ミーティング?交流会?早い話が飲み会ですが、その時ご一緒しました。たまたま、僕の横に座っておられたのですが、僕は初対面でしたので、「かわいいお嬢さんがいてはる…」それぐらいの認識でした。ただ、笑顔はとっても印象的で、だからこそ、こんなベストセラー作家さんとは想像できませんでした。これが、和田裕美さんとの出会いです。
後に、ある編集者から「和田さんってすごいんだよ」ってお話を聞いてびっくりしていたんです。「え、あのお嬢さんが…」。そして、そのお嬢さん、違った、和田さんから新しく出された本が届きました。
題は「こうして私は世界No2セールスマンになった」わかりやすくて、いい本です。
営業って言うか、経営?人生?すべてに大切なことがいっぱい書いてありました。よしだは「そうや、そうそう」モードに入ってしまいました(笑)。まずは笑顔、そうです。笑顔が基本です。僕はいつもニコニコしてるって言われます。あの笑顔に騙されるな、とも言われます(笑)。次に「やってみなくちゃわからない」。そうです。出来ない理由を考える前に、まずは行動すること。僕もそうです。やってみないとわからない。営業は「YESを取る」。そうでした。これも営業マンの基本でした。
「いい人に出会える力」。これって、僕的には「みんなをいい人に変える力」だと思います。上海に星座バーっいうカウンターバーがあります。ここのオーナー金さんは「うちのお客様はみんないい人なんです」とおっしゃいます。何回かお邪魔してるうちにその意味がわかりました。金さんのお店ではみんながいい人になっています。なります(笑)。金さんにはみんなをいい人にする力があるようです。普段はどうかは別にして、お店ではみんないい人たちです(笑)。こんなことがありました。満席のところにドアが開いて新しいお客様が入って来ました。金さんの顔が「満席なんです」って言いそうな時、あっちのグループも、こっちのグループの「今、出るとこです。な、みんな。どうぞ、ここに座ってください。僕たち出ますから。え、君らも帰るん?君らはもっとゆっくりしたらいいよ。僕らが帰るから。」客様が席を譲り合います。本当にいい人たちです(笑)。同じように和田さんにもみんなをいい人にする力があるんでしょう。
非情の話もよかったな。非情と無情は違います。無情はいけないけど、人は時に非情にならないといけない時があります。それと「数字」の話。数字を上げるって勝ち癖を付けることだよね。「勝つこと」が当たり前のチームと、その反対とでは雲泥の差があります。
最後に「知っていることを知らん顔できるのがいちばん頭がいい」これ、そうなんですが、忘れていました。和田さん、ありがと。今、しっかり、思い出しました。
話は和田さんがサラリーマンから起業家に変身するところで終わっています。サラリーマンを卒業された和田さんはその時に一回り大きくなられたのでしょう。きっと。
起業の心得:ゲンイチ第53回 和田裕美という人
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