起業にはいろんな力が必要ですが、大抵、相手は人間なんでコミュニケーション力が自ずと重要になります。「良い商品なりサービスがあれば、コミュニケーションなんて二の次」なんて考えもあると思います。確かに僕の知る社長の中にも人との付き合いが下手というかシャイというか、コミュニケーションが苦手な人がいます。それでも充分に事業は大きくなっています。でも、コミュニケーションが上手ならもっと大きくなっているに違いないです。
そんな社長と居ると「ほんま、コミュニケーションが下手クソなんやからもう少し、うまかったら、ええのにな~」なんて思う場面に何回も出くわします。コミュニケーションは役員との間にも社員との間にも得意先、仕入先などなど、すべての利害関係者との間で発生します。下手よりうまいにこしたことはないです。
そのコミュニケーション力ですが、つらつら考えるに以下の6つのスキルに分解することが出来ると思います。
1.プレゼンテーション力
2.ネゴシェーション力
3.ディスカッション力
4.ヒヤリング力
5.ファシリテーション力
6.コーチング力
プレゼンテーション力とは伝える力ですよね。伝えようと思えばこちらを向いてもらわないとね。キャッチする力だとも言えます。ネゴシェーション力とは交渉ですが、接点を見つける力ですよね。「議論で勝って商売で負ける」ってことってありますよね。若い時の吉田はこれで失敗をしました。接点を見つけるというかお互いプラスになる出口を見つける力ですかね。ディスカッション力とは議論ですが、これは構築する力です。他者の意見と自分の意見をうまく組み合わせて、新しい価値を生み出す。決して自分の意見を押し通す力ではないです。ヒヤリング力。これはまさしく聞く力です。理解力です。簡単なようで難しい。正確に聞く為には先入観や偏見を捨てないといけません。話し手より深く理解することが目標です。次にファシリテーション力。これは場を作る力ですよね。チーム(二人以上)のメンバーが実力を出し合える場作りの力だと思います。
そして、最後がコーチング力。引き出す力ですか?気付かす力かも知れません。自分の中の可能性に気付かせ、引き出す。
アントレプレナーはこの6つのアイテムでビジネスを戦います。