僕のblogでも書いたのですが、サイクルフィギュアってみんな知っていますか?サイクルは自転車。フィギュアはあのスケートのフィギュアと同じ意味です。自転車の上に乗って決められた時間(6分)でアクロバティックな演技をし得点を競う競技です。このスポーツの日本チャンピオンが堀井和美さんです。彼女は世界選手権16位です。まだまだ、日本ではなじみのないこのスポーツの普及に彼女は奔走しています。
堀井さんとは龍谷大学のビジネスプランコンテストで会いました。彼女は龍谷のOBで、ビジネスプランコンテストの審査員でご一緒しました。控え室で名刺交換した吉田はこの堀井さんやサイクルフィギュアに「?」ですから、質問攻めにしました。「どんなスポーツなん?」「競技人口は何人ぐらい?」「発祥の国は?」「どこでこのスポーツと出会ったの?」「練習の環境や資金は?」「選手の育成はどうしているの?」「オリンピック競技になるかな?」「え、ドイツに留学したの?一人で?資金は?言葉は?」鉄砲玉のように質問して、吉田はわかりました。彼女はこのスポーツに人生をかけています。少なくとも僕にはそう見えました。もともとサイクリングが好きで、サイクルサッカーの延長線上でサイクルフィギュアと出会い、そして、今に至ります。
彼女はサイクルフィギュアの協会を作りたいと思っています。このスポーツを振興する組織がないと、個の力には限界があると言っていました。これって、ビジネスでいうマネジメント組織ですよね。そして、後輩の指導やこのスポーツを子供達に広げたいという思いからクラブチーム「ブルーレイクエンジェル」を作り、ここで指導に当たっています。これって、人材育成ですよね。そして、これらの実現の為に資金を集めています。ファイナンスです。練習場所も彼女が確保します。必要なリソースを獲得する力が彼女にはあります。そして何より、彼女がプレイヤーなのです。先頭に立って練習し、自己管理し、試合にのぞみます。まさしく、事業を立ち上げるときのアントレプレナーと一緒です。僕はアスリートでもアーティストでもアントレプレナーでも、がんばる人を応援したくなるんです。でもいつも力不足(泣)。
そんなこと考えながら飛行機で移動していました。何気なく、ANAの機内誌「翼の王国」読んでいたら、ビビビ…ときました(笑)。この翼の王国の中にアスリートを紹介する「CHEERS!」っていう連載があるんです。この連載、毎回見るに、マイナーなスポーツに視点を合わせています。
「おう!堀井さんにぴったり、ここで堀井さんを紹介してもらおう」僕は早速、翼の王国の編集部に手紙を書きました。その手紙に資料をいくつか付けて送りました。このプロジェクトを担当したのはスタッフの田中さんです。(吉田はなんでもプロジェクトにしたがる)そうしたら、編集部から返事が来ました!!やった~!田中さんが何回か先方とやり取りして、取材も終わって、この4月号への掲載となりました。やっと堀井さんの役に立つことができました。堀井和美さん、これからもがんばってね。応援しています。みんなも応援してあげてくださいネ。